僕の子供の頃は、大人からは、逃げてはいけない。。現実と向き合わなければならない。。
と、。。いじめられていても、学校を休むなんて事は、許されなかったのです。。
とにかく、学校に行けと。。家で逃避していても、何も解決しないぞ!と。。
とにかく行けと。。
そういう教育でしたね!
しかし、最近は逃げてもいいんだよ!。。が、常識になって来ています。。
古い人には、この逃げてもいいんだよ!という発想が理解できないのです。
逃げたら解決できないじゃないか?。。と。
例えば、相撲で例えると、向き合えとは、立ち会いで変化せず。。ぶつかり合って、がっぷり四つになってからが勝負。。
横綱相撲ですね。。
ちゃんとぶつかれ。。という意味です。
立ち会いで逃げて、変化して勝っても、勝負に勝っても相撲で負けているのだ。。
と、。
しかしそれは横綱だから求められる相撲です。。
下位の力士は、例えば舞の海の戦い方。。
あの方法しかないならその方法でいいじゃないか?。。とも言えるのです。
誰もが横綱相撲取れるわけじゃない。。
昔の人の発想は、そうですね。。
しかし、私達がトラブルとなる事。。上手くいかず悩んでいる状態とは、他の人と、うまく繋がれていないという事です。
風邪をひくと関節が痛くなりますよね?
あれは、関節で気の流れが詰まっていて、それを風邪をひく事で、関節の気の詰まりを抜き、
関節の気の繋がりを作ろうとしているからです。
風邪をひいてもなかなか治らない。。という人が来店する事があります。
免疫の力、呼吸力が弱くて、風邪の力を持っても、関節の詰まりを抜けないからいつまでも終了しないのです。
そんな時は、当院で関節の詰まりを抜いてあげます。
すると風邪は治るのです。
東洋医学では、痛みとは痛(つう)が不可な状態。。(不通)状態を痛。。痛みと言うのです。
不通が通れば、痛みは消えるのです。
人間関係の苦しみも、繋がれない(不通)状態なのです。
お互いの距離感、価値観の共感がで来ていないのです。
そんな時、人間関係の不通を、改善する時、ただ向き合えば、解決しますか?
想像してみてください。。
下の相撲の図の様に。。向き合う、がっぷり四つになった場合。。むしろ余計お互い動きが取れず。。不通が増す事もある。。
逆に業と業がぶつかり合う事で、お互いの業が壊れて、繋がりやすくなるケースもあるでしょう。。
昔の人は、喧嘩した後なかよくなれる。。という経験をしています。。
議論した後和解する、昭和の人は、仲良くなる為に議論できたのです。
それだけ、お互いの許容範囲に余裕がある時代だったからです。。
しかし今はどうでしょう、。議論したら終わり。。喧嘩は恨み妬みとして残り、相手を殺す事でしか、気が済まないなんてぐらい、許容範囲が狭い、のです。
そんな中で、向き合う事で、繋がれる。。それはもはや妄想なのです。
要は、どういう経過を辿れば、繋がれるのか?
なのです。
一度逃げて距離を空ける事で、今はむしろ冷静さを取り戻し、仲良くなれる道を模索できる事もあるのです。
がっぷり四つになる事で、繋がる事もあるし、お互いが距離を置いて逃げる事で、解決策が見つかる事もある。
真面目なお母さんほど、子育てノイローゼになるのも、子供と向き合わないといけない、。と、自分を戒め過ぎるからです。
それでイライラしたりして、子供に嫌われるぐらいなら、保育園に預けたり、おばあちゃん👵に預けてみたり、家に、同じ年頃の子を持つ友人を呼んで、一対一から、ニ対ニにした方が、楽なのかもしれない。。
繋がりやすい方法を見つける事が大事で。。
それは向き合う事ばかりではないという事です。
好きな人同士なら向き合い見つめ合う事が成立するが、嫌いな人に向かい合い見つめられたら、余計腹立つでしょ?
お前何見てんだよー。。って。
逃げ続ける事も、警察から逃げる犯人と同等苦しいのです。
それに気づくにも、逃げてみるのも解決につながる方法です。
昭和生まれの人。または昭和生まれの両親の教育を受けた人。。
向き合うだけが全てではないという事。。です。
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