心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

知る不自由

日本は、欲しい情報が、全て手に入るから、情報規制のある国と比べて、自由な国だ。。

そういう一面ももちろんあります。

 

しかし、知り過ぎた事が、囚われを生み、思い込みを生み、知らなかった時よりも、不自由を感じる事もあります。色眼鏡を増やして、思い込みを創り出す。

 

いや、実はそれが、すごく多いのです。

 

仲良しだった友人が、噂ですごく悪く言われているのを聞いてしまった後、知らず知らずに、そういう目で見ていたりして、だんだん距離を置いてしまった。。って事ありますよね。

 

人間の頭脳というのは、分析、解釈したい、欲望の頭脳です。

対象物を、意味化。。つまり言語化して、価値付けしたいわけです。

つまり、分かりたいわけです。わからない状態は、不安状態なので、手っ取り早く、分かろうとする。。

 

だからこそ、何かしらの型にはめ込む事が、意味化しやすい、分別化しやすい。

分かったつもりになりやすい。分かる。。分ける。。分析する。

血液型何か、そうですね。

 

また高卒の人と、大卒の人、に分ける。。既婚、未婚に分ける。

関東と関西に分ける 。分ける。。分析です。

 

人は、意味化、言語化し、分析、解釈する事によって、自分の環境を理解しようとする癖がありあす。

 

犬が、匂いを嗅いで、環境が安全かどうか理解しようとしている姿に似ています。

でも、それは思い込み基準に、照らし合わせて、区別しただけです。分けただけです。

正しく見ているわけでは無いのです。

また人は意味化、言語化して人を、評価するので、逆に、評価されたくて、自分を意味ある人間。。価値ある人間にしようと、コントロールします。

よく、世界チャンピオンにならなきゃ意味がない。。聞きますよね。

意味に囚われて、自分が分からなくなっています。

 

人間は、意味という言語化で、現せられる様な、小さな存在ではないのです。

肌で感じた事を、どれだけ言語化できますか?

言葉とは、言の枝葉と書きます。言葉の意味とは、枝葉なのです。

枝葉を見て、森を見ていない。。

部分で見ると、苦しさが生まれ、全体で見ると、感謝に変わる。

むしろ意味を求めない。。捨てていく事なのです。