僕が子供の頃、おばあちゃんがいつも庭先で、裸になってお灸を据えていたのを覚えています。
昔は、お灸をする人が多かった。。今は、少ないですね。
お灸とは人工的に、炎症を起こす事によって気が詰まっている所を抜くということです。
東洋医学では、痛いとは、不通 つまり通りが悪いから痛くなって、そこを通そうとしている。。と考えた訳です。
西洋医学が部分分析医学なのに対して、東洋医学は全体医学です。
大事な事ですので、何度も言いますが、部分に分けて分析すればするほど、全体が見えなくなり身体が必要があってやっている事まで、悪い事が起きた。と悪者にし、被害者意識が生まれ、その働きを封じ込めようとする。
炎症鎮痛剤や、痛み止めの薬、湿布薬。 整形の出す薬は、皆、炎症を悪者扱いしています。
全体で見れば、あー詰まってるのを抜こうとして、痛みを出して血液を集めながら、炎症を起こし、邪気を発散しながら、リフォームしてくれてるんだなあ。。ありがとうございます。となります。
古くなった細胞を一度壊して、新しく作り直す。その過程で、工事中の騒がしさがあるのです。
子供の頃、転んで頭ぶった時、タンコブができてれば大丈夫。。と母親が言っていました。これも炎症が起きてれば大丈夫という、昔ながらの経験ですね。
炎症を起こすのも治癒力なのだという事です。
物事を全体で見ていきましょう。
物事を全体で見るとは、思い通りではない事を受け入れるという事でもあります。
部分で今を見るから、不都合な出来事が起きてる気がして、今を否定したくなる。
不都合な出来事ではあれど、必要な出来事。。ありがたい出来事です。
不都合な事とは、自分の都合という 基準に適合しない事です。
自分の都合を超えて物事を見る練習です。
自分の都合という メガネを外していきましょう。
病気側から物事を見るのでなく、生命側から見てみると、全体が見えますよ!
生命の気持ちにたってみましょう。生命が無駄な事すると思いますか?