心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

子供を褒める時

大人になると、知らず知らずのうちに、時代の評価基準に自分を寄せていくようになります。

子供の頃は、自分の心に湧き上がった事を純粋に、無邪気に行動に移すだけなのですが、10歳ぐらいから、自己意識が芽生え、人に自分がどう思われているのか?。。自分が人にどう見られたいのか? に意識が移って来て、大人になると、時代の価値基準、評価基準に、寄せて自分を創り上げていく事が、価値ある意味ある生き方だと錯覚しだします。。

そんな事したって意味ないじゃん。。中学生ぐらいになると、よく言う言葉になりますね。評価されない事したって、価値ないじゃん。という意味ですね。

 

ここでお話したいのは、親が知らず知らずのうちに、評価される、意味ある、価値ある人間に子供をしてあげたい欲求から、過剰に褒める事によって、意味ある生き方に誘導してはいないか?ということです。

子供も、褒められた事が正しいのだと思い、また両親が喜んでくれる生き方をしようと思い、いつのまにか、社会で評価を受ける生き方に邁進しだします。

それがそのまま、その子供の本来の持ち味を活かしていく事になればいいのですが、能力のある子なんかは、向いてない事でも、努力すればできてしまったりするので、兄弟3人全員医学部合格。。なんて家庭も出てきてしまう。。それが子供にとってどうなのか?  テレビで議論になった事がありました。

子供が、社会で評価される個性を育てたい。。親の愛情の形でもありましょうが、それが本来のその子の本当に行きたい方向なのかどうかは分かりません。

社会で評価されない個性もあるはずです。。それも生まれ持った個性です。

そういう状況の中で、親の期待に応えようとする子供心は、とても不安な状態です。。

それが原因で、肋骨が硬くなり、喘息の様な症状を出したり、湿疹が出たりしてサインを出してくる事もあるでしょう。。

そういう時は、一度立ち止まって、子供の立場で、考えてみて欲しいのです。