最近は、自分の子供や、孫が、標準な行動を取らない事を心配する親御さんの相談を受ける事が多いですね。。
昭和時代まで、一億総中流社会。。と言って、標準であろうとし、標準である事に、安心感を持てた時代ですね。。人と違うことはしないほうがいい。。
人と同じ事をしながら、その中で好成績を残す事。
それが昭和の正しい価値観だった。。
そういう時代に生きてきた親御さんにとっては、子供が標準な道を歩んでくれない事がとても心配になるんですね。。
それで、標準に何とか戻そうとする。。
皆と同じであって欲しい。。
それが子供からしたら、自分を、親の思い通りに遠回しにコントロールしようとしている意図を感じて、嫌うんです。。
言う事を聞かない。。
子供の立場で見ていない、親の都合で、僕を変えようとしている。。
だから。テコでも動きたくない。
しかし、今の子達は、逆に、その標準信仰がしっくりこないのです。。
別にわざと、人と違うことをしようとしているわけではないのです。。
標準信仰という基準に、自分を合わせなくてはいけない理由が、よく理解できないのです。
そういう意味では、私達の時代よりも、あるがままに生きようとしいるとも言える。。
社会で通用するにはどうしたらいいのか?
ではなくて、自分が、心地いい生き方をしたい。。
それが、社会では通用しない行動だとしても、何故、社会に合わせないといけないのか?
私達の時代とは価値観が逆なのだ。。
という事を理解する必要があります。
子供の事が理解できない。。
それはそうです、。
解らないんです。。
解ろうとしても解らない。。
だから、標準信仰からの外れた子供をお持ちの親御さんは、まず、標準信仰を一度明らめる事だと思うんです。。
標準信仰を押し付けようとすればするほど、子供は、親の言う事を聞きません。。
それに、本当は自分がどうしたいのかも見えません。。
標準信仰を一度明らめる。。
自分の子供は、どうも標準ではないようだ。
ならば、子供と共に、標準信仰ではない。新しい価値観を勉強してみよう、。
子供と一緒に、どう言う親子であるのが、一番楽なのか?調和するのか?
二人三脚で、やってみよう。。
そう言う態度がいいでしょう。。
お前の価値観を、見せてくれ、教えてくれ。。勉強したいんだ。。
正しいのはお前なのかもしれない。。
ただ、親御さんにとって、それは嫌だ。。という事もちゃんと伝えつ
る事が大事です。。
親だって人間ですから、嫌なものは嫌だ。。それを伝えてわかってもらいましょう。。
お互いが分からない関係ですから。。
言わないとわからない部分もあります。。
子供にあーしなさいというよりも、お父さんはそれをされるのが嫌いだ。。
のが、潔く受け入れやすい。。
親子という上下関係よりも、横に並んだ友人の様に。。
同じ方向を向いてみようという提案です。。
そして、まちがえているのは、むしろ大人なのかも知れない。。
そういう謙虚さ。。
頭で理解できなくても、一緒に行動していると、なんとなく身体のコミュニケーションで、どういう関係、。距離間であるのが、一番お互いに楽なのか?
見えてくるでしょう。。
自分をコントロールしようとしている事を辞めた。。と感じられた親に対して、子供は心を開き始めます。コントロールされるのが一番嫌だからです。
僕を標準信仰に寄せようと、コントロールする事を諦め、共に、勉強していきたい。。
と、横に並んでくれた親に、子供は、親からの本当の愛情を受けたと感じるでしょう。。
その時、閉じていた心を開き、今までとは違う行動を取る様になるでしょう。
その行動を指針にして、標準信仰ではない親子関係を、新たに作り上げていく。。
新しい道が生まれてきます。
子供と共に。。
それを感じた子供は、親を喜ばしてやりたい。。
という心が芽生え、自分の行動に主体性を持ち始めます。
自分の行動にも責任があると思い始めます。。