心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

どうなりたいのかは、身体脳に聴け

自分がどうなりたいか? と、問われれば、いろんなビジョンがイメージできるでしょう。。

ただ、そのほとんどが、頭脳が、考えるなりたい自分であって、どちらかと言うと、人からどう見られたいか? という評価依存のなりたい自分です。。

自分から見て、かっこいいなあ。。あーいう風になりたいなあ。。

俺も、ああーいう風に、人にかっこいい。。と、思われたいなあ。。です。

それは、本当のなりたい自分ではありません。。

 

本当のなりたい自分とは、人にどう思われたいか? という評価を捨てた時に、見えて来るものです。

 

子供の頃なら、誰でも、スポーツ選手に憧れて、スポーツ選手になりたい。。と、夢を描きます。

しかし、ほとんどの人は、違う仕事につきます。。

では、そのスポーツ選手になれなかった子供達は、なりたい自分になれなかったのでしょうか?

そうではないのです。。

頭脳が思い描く、なりたい自分、こう思われたい自分にはなれなかったのですが、身体脳。。

つまり無意識の、なりたい自分にはなれているかも知れないのです。。

 

身体脳のなりたい自分が、本当の自分です。。

無意識の要求なので、頭に、あーなりたい、こうなりたい。。という  イメージは湧いてこない。。

例えば、自分が貧乏ゆすりしてることに気づかずやっている。。

なくて七癖。。と言いますが、無意識にやってることは、自分で気づきませんね。。

 

それでいいのです。。身体脳、無意識の脳によって人は、知らず、知らず、自分のしたい事をしているのです。

目標が見つからない、。と、悩む必要もない。。

それは、頭脳があーなりたいというイメージが湧かない。。という事だけの事です。。

 

それを、無理やり見つける事が大事なのではなく、身体脳が望む毎日を、知らず知らずのうちに毎日送っているのです。。

自分の頭にとって、都合の良いことは、興奮となり、自分の頭にとって不都合な出来事は、落胆となります。

一喜一憂するな。。とは、頭の要求基準で生きるな。。という事です。。

身体脳にとっては、都合という概念はないのです。。

 

毎日が、本当のなりたい自分に、気づかせる経験を、自分で呼び寄せながら、本当の自分に気付いていく道です。

毎日の経験は、他人の評価に依存しない、自立した、なりたい自分を、知るヒントに溢れているのです。。

だから、今日の不都合な出来事を、受け入れるのです。。

受け入れれば、執着を手放し、脱力し、その分、頭脳のなりたい自分が消え、その代わりに、なんだ、本当はこうありたい人だったんだ。。と気づきます。。

ですから、本当は、こうなりたい自分。。という  未来のイメージに向かって生きるのではなく、なんだ。。これで良かったんだ。。こうありたい自分に気づく為の、こういう経験だったんだ。。と、解ります。。それを繰り返していけば良いのです。

今を生きる、、とは今を肯定していく事です。

こうなりたい。と、未来のイメージに向かうという事は、今を否定することになります。。

それでは、本当はどうありたい人なのか。。が、見えてこないのです。

 

自分がどうなりたいのか。。ではなく、自分はどうありたかったのか。。今を観るのです。

今を観るには、今を一度肯定して、執着を放し、脱力すれば見えて来るのです。。

頭という執着が、見えなくしているのです。。

もう既に、こうありたい自分のプロセスの中にいます。。

経験によって気づかされるのです。

 私は、将来のビジョンを持ちません。。

今日を肯定し、今日を受け入れて、脱力するたびに、次の道が開く。。

その繰り返しです。。

歩き終わった道を、自分の前に置き換える。。その繰り返しです。。

その生き方で、8年前に始めた整体ですが、8年前に思い描いた今ではないのです。。

意外な今です。。でも、身体脳はこうなりたかったのです。。

だからこれで良いのです。。