身体とは、ふいごの様なもので、全身が呼吸していて、感覚のいい治療家であれば、足の先まで、頭蓋骨まで呼吸していて、調子の悪いところとは、呼吸が入っつていない所。。ということになり、簡単にいえば、全身が、統一して、リズムよく呼吸できる身体に、整えてやれば、あとは、呼吸が自分で、微細調整はしていく。。
胃腸もそうで、胃腸も呼吸していて、胃腸もふいごだと思えば解りやすい。。
胃腸呼吸のいい身体であれば、肋骨の下部が柔らかく、まあるい肋骨になっていて、骨盤が、立っていて、側屈体操が柔らかい。。こうなると自然とウエストができる。。
当院でも初回なのに、帰る時に、ウエストができていて、ビックする女性客が多いが、それは、胃腸呼吸が上がり、ウエストができたのです。
呼吸が変われば、即、姿勢は変わるのです。
逆に胃腸呼吸が悪い人は、肋骨の下部がかたく、平べったい肋骨で、しかも下がっている。。
骨盤も後ろに倒れ、硬直している、。背骨は、真っ直ぐになりがち。。
ウエストもなくなる。。呼吸は浅い。。
この姿勢になると肩凝りが起きる。。
肩凝りがある人は、胃腸呼吸が悪いと考えていい。。
食事というと、栄養学だと思ってる人が多いが、また、食べ物が身体を創っているから。。と、食べ物にこだわる人がいるが、自分は、30歳ぐらいから、1日一色しか食べないし、食べ物にもそんなにこだわりがない。。わざわざ一食にしているのではなく、気がついたら一食になってた。。という感じです。
それでも、男性標準体重より重い、70キロぐらいあるし、お客さんに、時々肌が綺麗なことをびっくりされる。。
勿論、肌に何かを塗る事はないのです。。
肺呼吸は空気中から、内臓呼吸は、食べ物から、気を取り込んでいるのであって、食べ物は栄養だと思えば、栄養でしか吸収できないし、気、プラーナとして取り入れているんだと思えば、そんなに立派ではない粗食で、充分、気が取り入れることが出来る。。
その力が身体にはあるのに、栄養学に囚われ過ぎれば、そういう機能しか働かない。。
自分で自分の身体の限界を創っているのです。。
ちなみに、皮膚も呼吸をし、気、プラナを、取り入れています。。
肺も、胃腸も、皮膚も、呼吸器なのです。。
東洋医学でも、それらは密接です。
皮膚病になる人が、胃腸の調子が悪かったり、喘息持ちだったりする理由です。
大事なのは、栄養学の前に、胃腸の、内臓のふいご運動。。呼吸がスムーズかどうか。。
それは、ふいご。ふいごが解りにくければ、アコーディオン運動でもいい。。
アコーディオンという楽器が、内蔵だと考えれば解りやすい。。
伸びたり、縮んだりしない壊れたアコーディオンで、高濃度の酸素室で、やってもやっぱり鳴らないでしょ?
食べ物の栄養学の前に、内臓がアコーディオン呼吸がスムーズにできる身体バランスかどうか。。の方が大事です。。
薪ストーブもそうですね! 酸素が入りやすく、排気もいいストーブなら、山で拾ってきた薪で充分燃えますよ。。
食事療法を長年やってる人が、整体に来ることがあるが、胃腸呼吸がいいとは言えない。。
だから、食事療法で、呼吸を整えるのは、限界があるのだろうと思います。
基本的に食事とは。呼吸であり、深呼吸だと考えていただきたい。。
山で、深呼吸をする様な気持ちで、食べていただきたい。。
この山の酸素濃度はどれだけある。。と、測定しませんよね?
美味しいから吸いたくなるのです。
大切な事は、理屈を食べるのではなく、頭脳ではなく、身体が欲している食べ物を食べる事。。その原始感覚を蘇らせる事。。
意識脳から、無意識脳に切り替えること。。
胃腸は無意識で動くのです。。意識的に食べれば動かなくなるのです。
身体感覚が磨かれれば、身体に必要な物はいい匂いがするし、食べれば美味しいのですから。。理屈や栄養学で食べるのは、頭で食べてる訳です。。
それをするほど、身体が、何を欲しているかが解らなくなる。。
胃腸呼吸が止まる。。
その状態が元気とはいえない。。
極論を言えば、何を食べるかより、できるだけ少食で、内臓を休ましてやった方がいい。。
その方が、内臓に回っていたエネルギーが、身体バランスを整える方に回り、胃腸呼吸は深くなる。。胃腸呼吸が深くなれば、そんなに栄養学に囚われず、楽しく食べることが出来る。。
私の、整体修行中の同僚に、食べ物にとても拘っている人がいて、僕が、練習後、モスバーガーに行こう。。と誘ったら「 そんな、波動の低い物は食べられない。。モスバーガーに行くなら、俺は帰る」と、帰ってしまった。。
僕は、そういう思考の方が波動が低い。。と思いました。
それ以来、彼を誘う事は無い。。
何故なら、食事が美味しくなくなるから。。