車は年月が経つと、故障しがちになる。。
十万キロも乗れば、タイミングベルトが切れて、そのタイミングで、買い換える場合が多いでしょう。。
にんげんも、歳を取るにつれ、症状。病気がちになる。。
そうならない様に、若い頃からメンテする？
という考え方が正しいのかどうか。。
人間は、症状が出るのが正常。。病気になるのが正常だというと、驚くだろうか。。
師匠に言われた言葉をよく覚えています。。
「死体に症状なし、生きてるから症状が出る、病気になる。それで正しい」
人間は、症状が出る。。病気になる、。病気を治す。。全て完全な仕組みなのです。。
人間は、肉体だけではなくて、魂として生かされてる存在の上に、潜在意識、顕在意識、肉体。。というシャツ、上着、ジャンバーを来ているのだと考えて頂きたい。。
私達人間は、そのシャツ、上着、ジャンパーを、自分の心だと勘違いし、その上着を、いつまでも綺麗にして、若々しくしたいと、いろんな健康法に依存し、病気になること。。老いることを否定し、怖がり、否定して生きている。。
健康という幸福の青い鳥を追いかけ続けているのです。。
しかし、霊主体従という言葉がある様に、本来は、生かされてる魂のあるがままの行きたい方向に、体である潜在意識、肉体が従う。。この型が、自然な状態です。。
無心とは、そういうことです。。
しかし、見えない物を感じる能力が退化してしまった人間は、魂を忘れ、目に見える世界での豊かさを求める。。という不自然な状態なのです。。
昔のカメラは📷、ピントを、手動で合わせて、写真を撮っていました。。
ピントが合うと、スッキリ見えて、シャッターを押すのです。。
これが無心です。。
でも人間は、魂を忘れて、肉体に付随した意識を心だと勘違いして、ピントが合わないまま、健康という。。老い、症状、病気のない幸福を求め、成功というステイタスという幸福を求める不自然。。
この自然な状態と、不自然な状態のピントのずれ。。
これを修復させ、自然な状態に戻そうとする完全な仕組み。
これが悩みであり、迷いであり、症状であり、病気であり、老いなのです。
そう考えると、それらが無いということになると、人間が、本当の自分を思い出す事がありません。。
悟りの法則とは、自転車に乗れる様になるには、何回も転びながら、乗れる様になる。。
つまり、転んで、痛い思いをしたり、なんで乗れないんだろう。。と、悩んだり、転んで怪我したりしながら、乗れる様になるのです。
不自然な思考、不自然な身体の使い方をしてるから乗れないんだよ。。
身体はそれを気づかせてくれます。
不自然を体験して、その不自然を受け入れて捨てて行きなさい。。そうすれば、自然だけが残る。。
それが無心であり、霊主体従であるというこ事です。これが本当の元気です。
人生の運命も、それを促す様に、螺旋階段の様に、いろんな不自然を体験させられながら、自然を知る。。という、気づきを促す仕組みがあるのです。。
そういう仕組みに中で、生かされているのだ。。
という事を知ってください。。
大切なのは気づきなのです。。
気づきは死んでからも、持っていけますし、来世でも生かせるものです。。
悩みがない人生。症状、病気のない人生が健康。。幸福ではありません。。
悩み、症状、病気を通して、本当の自分に気づかせる。。
本当の自分という自転車に乗れる様に促されてる。。
これが毎日です。
ですから、症状、病気を受け入れて、不自然な自分はなかったか？
人に評価される為に、自分を不自然に演じていないか？
自己の内面を見つめる時間です。
不自然があったらそれを認めて、手放す事です。。
それをしただけ、カメラのピントは合ってきます。。
当院で施術後、気持ちがスッキリした。。という人がいますが、これが、不自然が消えて、ピントが合った状態。。
その状態を覚えておく事です。。
その苦しさは、ピントが合ってないからです。。
生かされるまま。。あるがままでないという事。。
症状、病気がないのが健康ではないのです。。
症状、病気、悩みを、素直に受け入れて、不自然な自分を早々に手放し、本来の自分を取り戻して行く。。
このリズムが良ければ、症状は、病気に至らないのです。。
症状のうちに気づく。。それが人生のコツです。。
症状を病気と間違えて、薬で封じ込めようとするから、結果、病気に至ってしまうのです。。
