長所を伸ばして、短所を目立たなくする。。
あるいは、短所を改善する事に力を注ぐ。。。
どちらも、長所と短所を区別しているのです。。
それは、勝ち組と負け組を、人間の勝手な基準で分けるのと同じです。。
「体癖を受け入れる」でも、書きましたが、生まれ持った、自分の宿命とも言える特徴は、すべて家族です。。自分の一部です。。
大家族の中には、出来のいい子と、出来の悪い子がいるでしょう。。
でも、出来のいい子も出来の悪い子に依存し、出来の悪い子は出来のいい子に依存して、バランスしているから家族なのです。。
考えてみよう。。
12人の兄弟全員、学級委員の家族が心地よいだろうか?
家族としてバランスがいいだろうか?
いろんな人が、いるからバランスして、家族として機能しているのです。
身体の機能も同じです。。
右手のが器用だから、左手は要らない?と考える人はいないでしょう?
右手を上手に使う為にも、左手は、縁の下の力持ち的に働いているのです。。
野球をした事がある人は、ボールを相手に投げる時、左手の使い方次第で、全く、ボールの勢いが違う事を知っているでしょう。。
また、いつも不器用な左手も、左手の方が得意な動き、仕事もあるのです。。
左手は、いつでも短所ではないのです。。時には長所となり得る。。
左手も、左足も、細かく動かすのは苦手ですが、習字の時のように、紙を支えて軸を作る仕事には、力を発揮します。。
片足立ちでも、左足で立った時のが、安定する筈です。。
人間が、世に中の評価基準で、勝手に分けてるだけで、長所も短所も、明確に分けられたものではなく、共に補い合う存在で、必要なのです。。
西洋医学の、悪い所、あるいは悪くなりそうな所は、取ってしまえばいい。。
という発想も、とんでもない。。
全身は補い合って機能しているのです。
長所も短所も、時代や、国柄に価値観によっては逆になり得るのです。。
例えば、昔は、士農工商と言って、商人が一番低く見られていた。。
でも、今は、逆でしょう?
金儲けの上手な人がえらい、という時代です。。
自分の持ち味は、全て自分の家族です。。
その国、その時代で、使い方を変化させることができるように、いろんな要素を与えられているのです。
時には、短所が長所にもなるのです。。
縦横無尽、自由自在です。。自分の持ち合わせた要素を、ぐるぐる上手に使えばいいのですから。。
例えば、一見、どうでもいい事を、奥深く掘り下げて考える僕の、学生時代からの癖。。
学生時代は、欠点だと思っていた。。
でも、整体という仕事をする上では、最上の長所です。。
長所は短所に、短所は長所になり得る、。
いつでも補い合う関係として、自分を否定することなく、生きていきましょう!
自分の短所も、出来が悪い程可愛いむす子です。