心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

武道をやる程中心がズレる理由。

当院には、武道、武術をやっている方も見えます。。

残念ながら、そういう事をやってない人よりも、中心がずれて、身体が捻れて、ゴワゴワの身体なんです。。

 

本来、武術というには、無心の動きを、追求するものであって、やればやる程、中心が通って、線が綺麗な人になるはずなんです。。

姿勢も良くなるはずなんです。

 

でも、そのレベルを理解した指導者がいないという事になると思います。。

その1番の理由は、僕が思うに、まず段位がある事。。

 

段位があるから頑張る、、段位を上げたいから努力して上手くなろう。。とする心。。

これがもう無心じゃない。。欲望です。。

 

そう言う気持ちで毎日練習をするから、中心がずれてきて、意識的にしか動けない。。なんだか美しくない動きとなりますね。。

欲望の心は欲望で動かせる筋肉しか動かないからです。

 

段位のない武術団体もあって、僕の整体の師匠も、武術の先生でもあり、指導を受けましたが、段位はありませんでした、。

段位の為の武道は武道じゃない。。と言っていました。。

 

これはどの世界でも言えます。。

 

また、今武術の世界は、競技性が強く、試合に勝つ為の動き、練習となっています。。

最近テレビで、空手の型の試合をよく見ますね。。

皆さん凄いなあ。。と、思ってるでしょ?

 

凄い怖い顔して、大きい声出して、早く動けば良いと思ってる。。

あんなの型じゃないんですね本当は。。

 

明らかに意識的に、魅せようとしてやってるのが見え見えですね。。

試合で優勝する為の大袈裟な動きです。。

あれを型だと思わないでください。。

欲望で動いてるから、凄いけど素敵ではないんです。。

 

武術の型稽古とは、そう言う魅せようとする欲望意識、勝とうとする。。相手を倒そうとする勝ち負け意識を捨てていく練習なのです。。

 

そう言う欲望が消えただけ無心となり。無心の呼吸、無心の動きが出てくる。。

その自然さが、タンポポが風で揺れるが如く、見ていて気持ちいい、心地よいのです。。

 

理屈は分からなくても、とても美しい動きに見えます。。

無心に動くものはなんでも可愛いし、綺麗です。。

 

武術。武道を、子供に習わせたい。。と考えているお母さん。。

いじめに合わない目的なら、なんでも良いですけど。。

本当に、人間の質を高めて欲しい。。だから武道を、武術を。。と考えた時、試合に勝つのが偉い。。と言う競技武道は、身体を壊します。。

 

実際、柔道の古賀さんもそうだし、試合に勝つ為に、身体を酷使した人は、早く亡くなってしまう傾向がありますね。

 

為にする武道は、中心を外し、身体を壊す。。

僕も競技空手で、無理な練習を続け、股関節を壊した。。

それを治そうと、整体に行ったのが、整体師になるきっかけとなったのですが、競技空手は、やらない方がいいな。。と、思ってますね。。

じゃあ何をやれば良いか。。

伝統空手がいいですね。。

沖縄空手です。

 

あまりやってないですけどね。

競技性が薄いので人気がないんです。。

 

本当の武術は、戦わずして勝つ。。と言う様に、無心の動きができる人に、意識的にしか動けない人は、動きについていけないんですね。。

それを細胞で感じ取るから、戦おうと言う気にならないのです。。

戦う前に勝てないの分かりますから。。

 

線が綺麗な、中心が通った武術家の代表が、黒田鉄山さんです。。

黒田さんの動きは、線が綺麗で惚れ惚れする。。

 

本当の武術とは、演舞の様に綺麗なものです。。https://youtu.be/-ol7VBSFNX8