医学的な理由は置いといて、整体経験的に、骨粗鬆症の人は、皆、背骨のS字が無い。。
猫背、または、背骨真っ直ぐタイプの人がなるのです。。
医学的に言えば、閉経後のホルモンバランスによって、骨が造られにくくなる。。
この図を見てもらおう。。
何度も出すが、この写真で全て説明できる。。
右はS字、左はC字ですね!
赤ちゃんの頃は、C字です。。お腹の中でもC字です。
身体が出来上がるに連れ、S字になる。。
S字になるには、身体の構造的に中心が通っていないとS字にならない。。
脚の内股から下腹にかけて、力が充実して、側面の筋肉によって、上半身が支えられている。。腰の上の肩が乗ってる感じ。。
また肩の上に頭が乗ってる感じ。。
首と腰のS字による構造は、皿回しを思い出すと分かりやすいだろう。
直線の棒の上に皿を乗せるより、S字のしなやかな棒の上に皿を乗せた方が、バランス力は必要だが、バランス力さえあれば、とても楽に回せる。。
この時、S字の背骨は、常に振動しながら揺らぎ、つまり呼吸しているわけです。
その呼吸によって、骨の周りにある筋肉、血管から、栄養を補充しやすいはずです。
S字の背骨を保てていれば、骨も筋も筋肉もリンパも、しなやかに揺れて、揺れる事での呼吸作用で、排泄、吸収が良い。。
呼吸が深い人は代謝がいいのです。。
頭より身体の感覚を使う仕事をしている人は、感覚と呼吸は連動する為、僕の様に、見えない身体の中まで感じる時には、とても深い呼吸、背骨に揺らぎが必要となる。。
だから、猫背になりにくい。。
逆に、身体を動かさない。
頭、手指、目ばかり使う現代人。。そういう仕事の人は、脚の内股の力も抜けるし、体感覚を使わないので、呼吸を深くする必要がない。。
背骨の揺らぎはいつも小さい。。
そうすると、背骨は錆び付いて来る。。動かなくなる。。
動きの悪い背骨は、バランス力がないので、真っ直ぐにするか、猫背にして、前後の筋肉で引っ張った方が、バランスしやすい。。
これが老化であり、C字化していく事です。
写真の様に、S字の背骨は、腎臓が1番働きやすい姿勢です。。
整体で、骨は腎臓だと考える理由です。。
腎臓が元気な姿勢イコール。。S字の背骨で、しなやかな呼吸をする代謝のいい骨です。。
当然、周りのスジや、筋肉、皮膚もしなやかで水々しい。。
閉経後、更年期で、うまく副腎皮質ホルモンに、交代できないと、やはりC字の背骨になるのです。。副腎は、腎臓の上についているからです。
更年期にうまく、卵巣ホルモンの働きを、副腎にバトンタッチできれば、S字が保たれるのです。
骨粗鬆症とは、S字からC字になってしまう事から起こるのです。。
1番骨が強い状態。。それはS字の背骨で、中心が通っている事です。。
一番大事なのは、構造だという事です。。
当院では、骨折すると、目を蒸しタオルするように言います。。
目は、腎臓なんです。
目を蒸しタオルすると、腎臓が活性化するから、S字に戻っていくんです。
S字なりにくい戻っただけ、骨が振動、揺らぎ出すから、カルシウムを吸収し出すんです。。