心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

40歳を超えると感じる疲労感。

僕のケースで言うと、40前までは、20代と同じ感覚で生きてられたんです。。

身体が軽かったです。。

このままの軽さで、ずっといけるんじゃないか?

そう思ってたら、39歳でガクッと来ました。。

 

40前というと、ちょうどスポーツ選手が、体力の限界を感じて引退する頃と一致します。。

40前で、一気に衰えるものがある。。

それはなんでしょうか?

それは若さ筋肉です。

 

ここであえて、若さ筋肉と、壮年筋肉に分けで考えていきます。。

 

若さ筋肉とは、推進筋肉とも言いまして、若い頃、鍛えれば鍛えるほど、体をいじめればいじめる程、太く強なる筋肉です。。

若い頃は、その意識的に鍛えられる、意識で動かせる筋肉。。

大きな力を出す筋肉、瞬発力を出す大きな筋肉の強さで、体を動かしたり、姿勢を保持したりしているんです。。

 

そういう若さ筋肉は、40前で、役目を終わらせていくのです。。

鍛えても、いじめてももう大きくならない。。強くならない。。

 

そうなると、スポーツ選手は、引退するしかなくなるんです。

引退したスポーツ選手が、いきなり太り出したり、ガニ股になるのは、若さ筋肉で、無理矢理体を絞めてきたリバウンドです。。

矯正パンツで、細く見せてるのと同じですから。。

矯正パンツのゴムが切れれば、当然デブ化します。。

 

逆に、壮年筋肉とは、抗重力筋肉とも言いまして、関節と関節を保持して、関節を細かく動かせる事ができる、小さく、大きな力も出ないが、細かく動かせるし、身体全体をまとめて大きな力を出す、動かせる統一性があります。。

古武術、古武道で使う筋肉、呼吸です。

 

こちらの筋肉は、40を過ぎても衰えません。。

ですから、40前から、若さ筋肉への執着を捨てて諦めて、40超えても衰えない、壮年筋肉を鍛えるのではなくて、使える様にする。。

鍛えたら動かなくなるんです。。

 

40前までは、合気道でもやってきた人でなければ、壮年筋肉を使うケースが少なく、若さ筋肉に頼りっぱなしで、力んだ、無理な身体の動かし方をしてきた訳です。。

 

それが、最近僕が力説する、前重心歩きと、後ろ重心歩き。。

前重心歩きは、壮年筋肉で歩く事。。武術歩き、古武道歩きです。

後ろ重心歩きは、若さ筋肉で歩く事です。。パワーウオーキングです。

 

ですから、歩き方も、40前から、前重心歩きに変えて、衰えない壮年筋肉を使う達人になれば良いのです。。

 

当院で教える、キョンシー体操や、その他体操も、全て壮年筋肉に、スイッチを入れて、使える様にしていくメソッドです。。

鍛える系の体操、運動は、一つも教えていません。。

40を超えたら、衰えていく一方の、若さ筋肉を鍛えても、衰えていくスピードを、遅くするだけです。。無駄。

だったら、一気に、身体の使い方を、60超えても成長し続ける、壮年筋肉を鍛えるのではなくて、使えるようにしていく。。

 

その方が、はるかに老後は明るいのです。。

壮年筋肉は、元々、姿勢を正し、呼吸を深くする筋肉です。。

 

40超えて、急にしんどく感じるのは何故か?

 

それは、壮年筋肉をつかわずに、若さ筋肉だけで、姿勢を保持して、体を動かしてきた歴史。。

その筋肉が衰えてきているのに、相変わらず筋トレで鍛えようとして、壮年筋肉を育てようとしない。。

 

そうなれば、45にもなれば、若さ筋肉も衰退。。

壮年筋肉も動かないまま。。

つまり、体を支える筋肉がない。。

だから、衰退した若さ筋肉で、支え続けるオーバーヒート。。

 

姿勢を維持する事に、物凄くエネルギーを使ってしまうからです。。

 

40前から、壮年筋肉にスイッチを入れる。。

大きな力、大きな瞬発力は出せないが、細かく動けるし、バランス力も強い。。呼吸筋肉でもあるので、呼吸も深くなり、姿勢も良くなる。。

 

元々、姿勢を維持して、重心を移動させる筋肉なので、疲労する事なく姿勢を維持できる。。

 

職人が、60からkが本番だと言われるのは、60代から壮年筋肉は、1番よりよく動き、使える様になるからです。。

歳をとっても姿勢が良い人もそうです。。

壮年筋肉が、フルに動いているからです。。

皆さんも、女性なら更年期の準備として、男性は役年準備として、壮年筋肉、抗重力筋肉時代を迎えていきましょう。。

 

そのためには、当院で整体を受けると同時に、バランス体操、前重心歩きを覚えていきましょう。