心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

自閉スペクトラム整体⑨

僕が、自閉。。つまり順調に身体と脳が成長しているか?

確認する目安。それが指差しだと考えています。。

自閉の子は、指差しの段階を経過していない場合が多いでしょう。。

 

下の図を見ても、発達ナビ。。というWEBを見つけ、見てみると、やはり、言葉を出す前に、指差しをするという事が解っている様です。。

そして、指差しをする前に、お母さんの手をにぎにぎする過程があるのです。。

赤ちゃんの成長は、脚をバタバタしながら、身体と無意識脳を繋げて行く過程。。

そこから今度は、上半身で、手を動かす意識的な脳と身体を繋げる動作に移ります。。

 

その過程がうまくいかないのは、脳の問題だと考えるとそこで壁にぶち当たります。

 

整体的には、その過程がうまくいかない理由は、身体の捻れと、腰のアーチの成長不足です。

赤ちゃんは、寝返り、うつ伏せ寝、ハイハイ、つかまり立ちを繰り返しながら、腰のアーチを創り、体の捻れを取りながら、身体の中心に力を集め、下腹に力が集まる様にしているのです。その過程が大事です。。

脳の成長とは、身体の成長とイコールなのです。

身体の中心に力が入りだすと、集中力が出てくる。。

 

すると、お母さんの手をにぎにぎしたりしだし、お母さんという存在を認識する。。

にぎにぎする力も、相手を見る、目を合わせる事も、集中力なのです。

 

その後、お母さんと目を合わせて、自分以外の存在との共有脳を発達させ、今度は、お母さんと同じ方向を見る事で、二人で、同じ場を共有しているという、社会を認識しだす。。

それが指差しです。。

指差しは、社会を共有する他人との、コミュニケーションです。。

 

指差しで、同じ方向を見る。。

これは、向かい合う二人の関係、二人称から、横並びで、同じ方向を見る三人称関係に変わる。。

それは、協力体制脳の発達です。。

 

サッカー⚽️でも、皆同じ方向を向いてるからチームワークなんです。

社会とはチームワークです。

社会で生きていく脳を段階を追って創っていく。。知恵熱もそうです。

 

そこに、指差しコミュニケーションの先に、もっと伝えやすい言葉が出てくるのです。。

ですから、言葉の前に、目を合わせる、目で物を言う。。指で物を言う。身体で物を言う。。

ボディーコミュニケーションができる必要があるんです。。

身体共鳴という、お母さんの動きの真似をしようとするのもそうです。。

ボディーコミュニケーションを覚えているのです。

同じ動きをする事で、場を共有する一体感感覚を憶えているのです。

 

その後が言葉です。。

 

ですから、自分の赤ちゃんの成長が遅い。。と感じた人は、脳の問題だと考えずに、身体の中心の力ができていない。。そう考えると、身体の中心に力を入れてやれば良い。。となります。

野球をやってる人、あるいは、剣道をやった事がある人は、小指から握りなさい。。

と習ったはずです。

小指を握る力は、下腹に繋がるからです。

 

つまり、中心の力が出てこないと、小指で握る事ができないのです。。

小指でお母さんの手を、にぎにぎさせる練習は、下腹に力を集めるでしょう!。

前回ブログに書いた、腰のアーチ体操もいいです。

 

中心の力が出てこない理由は二つ。

①腰のアーチ、背骨にアーチ不足。

②身体に捻れがある。。

 

身体に捻れがあるのも、中心に力がないからです。。

高速道路渋滞で、運転に疲れると、体を捻って耐えるでしょ?

身体は、中心の力がないと、体を捻って強くしようとするのです。

 

ちり紙を捻ると立つ理屈です。強くなるんです。

 

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