心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

感覚統合療法、療育

今、2歳の自閉の子が通ってくれてる事もあり、僕も真面目ですから、いろんな事を調べるんですね!

それで自閉の子供の事を調べているつもりだったんですけど、そこで学ぶ事は、私達大人にも共通する内容でもある事に気づいて来ました。。

 

大人は、適応力があるから、誤魔化しが効くんですね!

でも、自閉の子には、誤魔化しが効かない。。

だから本当に正しいアプローチを理解して、実行しないと効果が出てこない。。

 

自閉の子に対する療育を勉強していくと、とても勉強になります。。

もし、僕が、一時的に3年ぐらい療育所で働いて、その後また整体師に戻ったら、ゴッドハンドになるんじゃないでしょうか?

誤魔化しが効かない世界ですから。。

 

今回は、療育所で、作業療法士が、自閉児に行う、感覚統合療法についてです。。

 

私達は、どうしても、子供のできない事に、囚われてしまい、できない事をできるようにしようと、無理に、強制的に、鍛えようとします。。

 

でも療育所では、それは絶対ダメなのだそうです。。

苦手でできない事を、何度もやらされる経験は、心を萎縮させてしまうのです。

 

自閉でない子なら、何度か強制的にやらせる事で、できるようになった。

という達成感があります。

 

我々大人も、その達成感という成功体験があるから、子供にも、やらせようとしてしまう。。

根性論。やる気論にすり替えてしまうのです。

 

でも自閉の子は、基本的に不器用なので、すぐにはできる様にならない。。

根性もありません。。持久力がありませんから。。

できない事を無理の繰り返させるという事は、拷問であり、自分自身がダメな子だと認識してしまい逆効果です。。

 

療育の場では、自閉児が興味のある事。。自分からやりたがる事の中から、感覚を養っていきます。。

苦手でできない事に目を向けるのは後回しです。。

好きな事、興味のある事。

それをさせてあげる。。

その遊びの中から、必要な感覚を育てていくのです。。広げていくのです。

 

これは、青年期でも、大人になってからも同じです。。

 

私達は、苦手な事を克服する事に時間を費やしてしまいがちです。

 

でも、自分の興味のある事。。好きこそ物の上手なれ。。

こちらの方が、人として必要な感覚は、育っていく。。

そうすれば、苦手だったものも、知らないうちに、得意ではないが、苦手でもないものに変化してしまいます。。

 

僕は、大学を卒業して、工作機械を販売する仕事についたのですが、文系出身の僕は、理系出身の人に負けまいと、誰より勉強しました。。

 

でも、隣の部署の三宅くんは、元々機械いじりが好きで、休日などは、寮の駐車場で、自分のバイクを🛵、分解して掃除して、また組み直す。。なんて事をやってるんです。。

電気系統も、独学でやっちゃうんです。。

 

それを見て僕は、こんな奴には敵わない。。と、悟ったのです。

好きこそ物の上手なれ。。

 

好きで、休日でもやりたくなるぐらいの事を仕事にしないと通用しないぞ!

それで、今の道にしました。。

好きこそ物の上手なれ。。

休日でも、整体関連の本を読んだり、ネットを見たりしています。。楽しいんです。

 

それで、知らない間に物知りになっていた。。

当院に通う歯科医師さんからも、「先生は学者並みに詳しいですね!」

と言われた事があります。

整体関連の事ばかり調べていたつもりが、結局、いろんな分野に波及していくんです。。

 

池に石を投げると、波紋が拡がる様に、好きこそ物の上手なれを、やっていくと、その波紋は、知らない間に、苦手な分野まで波及し、苦手でなくなってしまう。。

苦手から入るより、得意から入る方が、解決しやすい。。同じ事に向き合うにしても。。

急がば回れでしょうね!

 

苦手な物に向かい合うより、好きな事をして、知らない間に苦手でなくす方が、毎日が楽しいでしょう?

 

子供の教育もそうです。

基本は好きな事をやらせて、上手にできたら褒めてやる。。

苦手な事は後回し。

好きな事で自信をつけてやれば、苦手にチャレンジする勇気も出てきます。

まずは自信をつけてやる事でしょう。。

 

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