今まで何度か来てくれているが、今日も、自閉の高校生の男の子が来てくれた。。
お母さんに連れられて車でいつもくるのだが、お母さんの話では、僕の事を、いい先生だと言っているらしいこと。。
そして、今回体調不良で、お母さんが、「川村先生のところ行く?」
と、聞いたら、普段あまり意思表示をしない子なのに、大きく、うん。。と、うなずいた。。
というので、彼は、俺に対して信頼感があるんだなあ。。思いました。
当院に来ても、やはり、ほとんど、いつも会話はないのです。。
でも、僕に対して信頼感があるという事は、言葉によるコミュニケーションが苦手だが、言葉によらない気のコミュニケーションが得意なのが自閉の子であるから、きっと、言葉での会話はなくとも、僕の心を感じとってくれているのだろう。。
むしろ、こちらから、何かを聞き出そうとする態度は、この子には失礼なんじゃないか?
そんな気がして、黙って施術をしました。
自閉というと、差別用語の様にも取られてしまうが、僕の中では、自閉の子とは、僕がいつもいう、人間には、生まれつきの、過敏タイプと鈍感タイプがいるよ。。
僕は過敏タイプであり、当院を気に入って通っている人も過敏タイプです。。
過敏タイプの人にとっては、僕は優しい人に見えているはずです。。
何故なら、過敏タイプの人は、僕にとっては兄弟であるからです。。
弟の様に、妹の様に、または息子、娘の様に感じるのです。
僕にとって自閉の子とは、やはり過敏タイプの更に過敏な子であり、肉体次元に馴染めない程、ピュアな存在。。
清流にしか住めない魚みたいな。。
そんな感じでいつも接しています。。
それを感じるんじゃないか?と思うんです。
自閉の子がくると、高校生の彼は弟の様な気がするんです。。
とても可愛い。。自閉の子は、何人か来てますが、みんな可愛いです。。
昨日は、驚いたんです。
彼が初めて、自分から僕に話しかけてくれたのです。。
これは初めての事です。。
今日はとてもしゃべりましたよ!
とても嬉しかったし、彼は、俺の事が好きだな。。と、確信しました。。
遠慮がちで、当院に行きたくても、自分からお母さんに、川村整体行きたい。。と言えない子です。。
でも、多分、もっと来たいんだろうな。。
だからお母さんが迎えに来た時、お母さんに言いました。。
「この子は来るたび、身体が良くなってる。。この子は整体が合う子だよ。。整体で良くなる子です。。様子見ながら、時々、連れてくるといい。」
彼にも、帰りかけた時に、「またおいでよ!」
と、語りかけると、嬉しそうに、「はい!」
その後、大きくお辞儀しながら、「ありがとうございました」
と、帰って行きました。。
今日、僕が思ったのです。。
僕も自閉なのかもしれない。。
高校生の彼をみていると、高校生時の僕と重なるのです。。
僕も、こんな感じあったなあ。。
そうか、僕も自閉なんだな。。
だから自閉の子が僕に心を許すんじゃないじゃないかな?
彼は。僕の弟です。。
可愛いやつですよ。