心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

実と虚の時代の繰り返し。。

東洋医学では、実と虚と言う症状の違いで診断していきます。

僕の言い方で言えば、実 は鈍感タイプで、虚 は過敏タイプの症状だと思って貰えば良いです。

歴史は繰り返す。。と言いますが、東洋医学でも、実の時代、虚の時代は繰り返すと言います

 

現代は、まさに虚の時代です。。昭和の猛烈社員時代は、実の時代と言えるでしょう。。

現代の若者は悟り世代と言われて、パッと見、欲がなくて、執着しない姿が、悟った人の様にも見える。。

当院にくる人も、ほとんどが虚の人、、過敏タイプの人ですが、欲なく執着しないが、それは、気が虚である、つまり抜けている無気力なのであって、充実した無欲では無いのです。。

 

お客さんによく聞かれるんです。。

「若者は悟り世代だと言われますが、これは人類の進化の姿なのでしょうか?」

僕はいつも答えます。。

「時代とは、極端から極端を経験させる事で、真ん中、どちらにも偏らない中庸に気づかせる仕組みです。。

だから昭和時代は、欲望にまみれてそれを追い求めた時代。。その反動で今は、その逆の時代、執着しない無気力な生き方を経験させられているのです。。だから、また、いつの日か、僕らが死んだ後かもしれませんが、また、昭和の様な。欲望にまみれた時代がきます。。それを何回も人類が経験していくうちに、欲望まみれでもなく、無気力でもない、適当な生き方。

あるがままな生き方、。調和する生き方に気づいていく。。それが人類の運命であり、歴史が繰り返す意味です。」

 

昭和の時代によく効いた治療法が、平成になって消えて、新しい治療法がたくさん出てきました。。

これも、実の時代、鈍感タイプによく効いた施術方法が、虚の時代、過敏時代に効かなくなり、過敏タイプ用の治療法が出てきたのです。

僕が最初に習った、施術法も、実の時代には、劇的に効いて、難病も治していたのに、今は、全く効きません。。だから僕も使っていません。。

 

鍼灸もそうです。。

昭和の時代。。鍼灸はとても効きました。。しかし、今、鍼灸はあまり効きません。。

これも、鍼灸は。実の症状に効く療法だからです。

過敏時代の、虚の症状には効かないのです。。

 

またいつの日か、実の時代に変わる時、また、実の時代に効いた治療法は、効く様になるでしょう。。

施術家も、それを知っていっないと間違えた施術をしてしまうのです。。

当院にも、実の人、虚の人、来ますが、施術が違います。。

これは、身体が勝手に変えてくれるものです。

意識的に変えるものではありません。

身体は解っているからです。

 

例えば、動物の世話をする仕事をしてる人も、動物の性格、相性を、体で感じ取り、無心に扱いを変えているはずです。