無用の用。
「世間の役に立たないとされているものが、別の意味で非常に大切な役割を果たすこと。 役に立たないことがかえって有用であること。」
今日コンビニで灰皿に、面白い事が書いてあったのです。
「捨てる人は拾わない。。捨てない人が拾っている」
タバコのポイ捨てを戒める。遠回しに、嫌味を言っているのです。。
この文章を読むと、皆さんはどう思いますか?
ポイ捨てをしてる人は、知った事か。と思うだろうし、いつも道に落ちてるポイ捨てゴミを拾ってる人は、そうだよ、そうだそうだ。。ポイ捨てするやつは、ろくな奴らじゃない。。
人間のクズだ。。
なんて思うでしょう?
でもね。。僕は、無用の用だなあ。。と感じました。。
どういう事かというと、タバコをポイ捨てする人は、それを拾ってゴミ箱に入れてくれる誰かに依存しながら生きてる訳です。。
では、拾ってゴミ箱に捨ててる🗑人は?
実は、拾って捨ててる人も、ポイ捨てする人に依存しているのです。。
依存しあって、バランスして生きてるのです。
どういう事でしょう。。
僕の亡くなってしまった親友との言い合いを再現します。。
彼は、負けず嫌いが凄くて、自分は優秀な人間で、他の奴はダメな奴ら。。みたいな言い方を、高校生時代からしている奴でしたね。。
でも、高校生だし、そういう負けん気も大事だと思って、気にしなかったのです。
でも、50歳前で、久しぶりに再会した時、彼は塾の経営者として大成功していました。。
彼の高級車でドライブ。。
若い頃、浪人中の彼に、いつも奢ってあげていたお返しにと、何処に行っても、お金を払ってくれました。。
そういう優しい奴です。。
でも、相変わらず、自分は優秀だが、会社の従業員はアホだとか、ダメ人間扱いするんです。。
そこで、耐えきれず言ったんです。
「お前は相変わらず、地球には🌏優秀な人間と、ダメな人間の2種類しかいないと思ってるんだなあ。。いろんな人がいるんだよ。お前の基準で人を優秀とダメ人間に分けるのは、要は、お前が自分は優秀だと思いたいから、お前の思うダメな奴らに依存してるんだぞ!お前の周りのダメな奴らがいなかったら、お前は、自分が優秀だと、自己満足できないだろ。
今のお前の心を安定させているのは、お前の周りのダメな奴らだ。。お前は、ダメな奴のおかげで、優越感で生きられてるんだよ。。そもそもお前の仕事は、ダメな奴がいるおかげでお金儲けできてるんだろ!塾に行かなきゃ成績が上がらない奴らを利用して金儲けしてるんじゃないか?塾に行かなくても自分で成績上げれる優秀な奴らばかりだったら。お前はこの高級車に乗れてないだろう。。むしろありがとうだろう。。優秀な奴もダメな奴も。ともに依存して生きてる意味では同じ土俵だよ。」
目に見える世界のバランスは、この様な相互依存でなり立っている。。
目に見えない気の世界は、相互依存を超えた共存状態です。。
お互いもたれ合う目に見える世界。。
1人1人が、自立しながら、響き合い、共存して一つの命の、目に見えない世界。。
だから目に見える世界には、いい人と悪い人がいる様に見える。。
善と悪がある様に見える
しかしどちらも依存しあっているに過ぎない。。と、解れば、いい人と悪い人のどちらも減っていく。。あるがままな人が増えるだけ。。
いい人も悪い人も、50歩100歩です。
大事な事は、そういう相互依存状態から抜けていく事です。