心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

老化の痛みの訳と、対処法。

老化してくると、いろんな所が痛くなる。。

歳だからしょうがない?

当院での経験上。。老化してきたなあ。。と感じるのは、70歳からです。

70歳を超えると急激に老化してきます。。そして老化特有の痛みが出てきます。

老化の痛みとは何が原因でしょうか?

 

はい、老化とは、骨盤が緩んで、開いてくる事です。。

老化とは、骨盤を絞める力を失う事です。

それは同時に、内股の力を失う事であり、膝の弾力を失う事です。

だから膝が痛くなる。。

 

しかし、神様は、人間は必ず死ぬ。。その過程で老化させて、死ぬ準備をしていくのですから。。

そういう意味では妊娠して骨盤が緩む事と同じで、自然現象と言えるのです。

神様の仕組みである自然現象として骨盤が緩んでいく過程では、痛みは出ないはずなんです。。

妊婦さんが、お腹が大きく骨盤が開いていても、腰痛にならないのと同じです。

 

では何故、70を超えて、老化の痛みが出てきて、しかも治らないのか?

それは、体の右半身と左半身の老化のスピードが違うからです。

老化スピードのアンバランスです。

 

特に、若いうちに、力任せな体の使い方をしてきた人ほど、骨盤が緩んでくる70以降。。

筋肉の緊張が、右半身と左半身が違う為、緩んでいく老化の過程で、左右の緩み方のスピードに差が出るのです。

 

例えば、車の🚗タイヤの🛞空気圧が、右と左が違う場合、どうなるでしょう?

空気圧の低い方に、曲がってしまいます。

体も同様です。老化で骨盤が緩み始めた時、緩むスピードが、右の骨盤、左の骨盤と違うと、体は捻れてしまうんです。

若い人なら、その捻れを矯正すれば、また左右対象性を取り戻す筋肉の弾力がありますが、

七十を超えた人は、一度、体に左右差が出て捻れてしまうと、整体師が矯正したり、筋肉を活性化したりしても、またすぐ緩んで、左右差が出て、捻れてしまうんです。

だから治りにくい。

 

この捻れこそ痛みなのです。

痛みとは、右半身と左半身の緊張差、緊張さによる捻れ。。この時、痛みが出る。。

これが若い人では、痛みという形よりも、過呼吸とかアレルギー症状として出てきます。

人間の体の元気とは、左右対称性なんです。

 

骨盤の位置が水平で、肩の高さが水平で、耳の高さが水平な人は、体に捻れがありません。。

つまり、痛みも出ないのです。

老化も同様で、骨盤が緩んでくるのが老化です。

でも左右同時に緩んで行くなら、痛みは出ないんです。

つまり、老化に左右差が出るから痛みが出る。

痛みが消えない。。

 

立ち上がる時に、どっこいしょ。。と、声を出すようになったら、老化です。

今は若者でもこれを言う人がいます。。若年寄りです。

 

ですから、そうすねえ、。50歳ぐらいから、体の左右対称性を高める、左右対称な体操、運動、スポーツに変えて、若い頃やってきた、左右非対称な動きをするスポーツは引退する事です。野球、ゴルフ、バトミントン、バレーボールなどです。

 

ポツンと一軒家のばあちゃんが元気なのは、毎日起伏のある山を歩き、畑仕事をする事で、体の左右対称性を育てているのです。

車の運転も🚗、今は左足、左手を使わない。。オートマチックですから。。それも本当はよくない。

そして、70歳から、右肩が痛くなったら、右肩が悪いと考えるのではなく、右肩と、左肩のバランスが悪いんだ。。と、考える事です。

ならば、左右の肩のバランスを戻せば良い。。

どうすれば良いのか?

これは、操体法という健康法です。

右肩が痛いなら、痛くない方の左肩で同じ動きを繰り返すんです。

するとバランスが取れて、右肩の痛みも減ります。。

また、痛い動きの逆の動きをすると、なぜか痛みが消える。。

痛くない方の手足を動かすと、痛い方の手足の痛みが消える。。

 

身体には、そういう仕組みが備わっています。

老化準備の健康体操として、操体法がお勧めです。