あるお母さんから、男の子が小学校に上がるんですが、先生に小学校に上がる男の子がもしいたら、何をアドバイスしますか？ という質問。。
僕なら、相撲の外掛けを覚えさせます。。小学校に上がると、各幼稚園、保育園時代のガキ大将が、同じクラスに入ってくるわけで。。
男の子とは、新しいクラス替え、特に小学校に上がる時、中学校に上がる時は、小学校でもガキ大将でいたいと思い、クラス分けの日から、けっこう舐められない様に、プレッシャーかけて、クラスを締めていくんです。
いや、本当ですよ！
僕の小学校に上がった時の逸話をお話ししましょう。。
僕は、幼稚園時代、毎日自宅でお父さんと相撲を取るのが日課でした。。
それでいつも親父の外掛けで負けるのが悔しくて、僕も外掛け覚えちゃったんです。
それから、近所の子供と喧嘩になると、外掛けでいつも投げ飛ばしていました。。
小学校入学式。。僕も近所でガキ大将でしたから、新しいクラスの中に、ライバルがいないか？ 目を配るんです。。
小学校一年生でもそうですよ！男の子は。。
そしたら、どこかの保育園でガキ大将だった秀樹くん。。苗字は忘れました。。
秀樹くんが、他のクラスに配属されたはずの保育園時代の子分を引き連れて、教室に入って来たんです。
子分は７人ぐらいいました。。
それで、クラスの子、1人1人を脅して、俺がこのクラスの親分だ。。解ったか？
という態度。。皆、怖くて、無抵抗です。
当然、僕のところにも来て、脅して来た。。
俺は、抵抗したんです。。やだね！。。ーと。
したら、秀樹くんは、子分に号令かけたんです。
「みんな行け！」
すると、子分達は、零戦特攻隊の様に、次から次へと、僕に掴みかかってくるんです。
僕は親父直伝の外掛けで、全員投げ飛ばしました。。
投げ飛ばされた子分達は、再び立ち上がって、掴みかかってくる。。
それでも投げ飛ばし続けたんです。
そしたらいよいよ、秀樹くんが掴みかかって来た。。
外掛けをかけたが、流石ガキ大将、投げられない。。
そんな攻防が続き、秀樹くんが、「お前はもういいや」
と、子分連れて、去って行ったんです。
それから、秀樹くんは、僕を対等だと認めてくれて、その後ずっと仲良しでした。。
秀樹くんと仲良くなってから。。その時の事を聞いて見たんです。
「あの時、俺の事どう思った？」
「こいつ根性あるなあ。。友達になりたい。。と、思った。」
男の子は、動物と同じで、縄張りで一番を取りたがります。
でも、人間の場合、猿の群れより賢くて、ボス争いして負けて2番になる可能性がある相手とは、決着つけづに、対等で一番が2人でいこう。。と、思うものです。
秀樹くんが、お前はもう良いや。。と言ったのも、こいつとガチンコすると、負けるかもしれないから、対等で終わらせて仲良くしようと考えたはずです。
僕も同様です。
男の子とは、脅したら屈服する子は子分にしてしまいますが、根性見せる子は、対等、または仲間にしてくれます。
だから、小学校上がる前に、外掛けを覚えさせて、昨日もそのお母さんに教えました。。
それで、クラスでプレッシャーかけてくるジャイアン系のガキ大将がいたら根性見せろ。。
泣くな。。泣かなければ認めてくれる。。
それを僕なら伝えますね。。
中学に上がった時も、ほぼ同様な事が起きました。。
今度は、クラスではなく、野球部です。
野球部の初日に、やはり違う小学校でガキ大将だったNくんと、ばちばちの口喧嘩になり、
「放課後、体育倉庫の裏に来い。。喧嘩で勝負だ！。」。と、俺が言ったんです。
それで、俺があんまり自信満々なんで、Nくんは、川村って喧嘩強いの？。。と、僕の同じ小学校卒業生に聞いた様です。
そしたら、「強いよ！」と、言われたらしく、Nくんは、急に、僕のクラスに来て、「喧嘩じゃなくて野球で勝負しようぜ⚾️」と、言って来たんです。。
それで、放課後、野球で勝負する事に。。
で。。放課後、Nくんの元に行くと。。Nくんは「もう俺の負けでいいや」と、言ったのです。
根性勝ちです。
その後、野球部では3年間、仲良しで、キャッチボールの相手でした。。
ただ実際には、Nくんは、中学で番長グループに所属して、3位のポジションで、喧嘩は一番強いという子でした。。
もし、一年生の時、あの時、実際に喧嘩していたら、確実に俺が負けていて、人生変わっていたと思います。
でもNくんは、最初に俺が見せた根性を買ってくれていて、ずっと対等で付き合ってくれました。。
この様に、男の子は、根性見せる子を認める傾向にあります。
勝ち負けより、負けても根性見せれば良い。
特に小学校一年なんて、外掛けを駆使して、最後まで泣かなければ、認めてもらえます。
外掛けなら、暴力ではなく、、正当防衛なので、遠慮なく使えますし。。
