青竹踏みが身体に良いと思って、毎日やってるのだそうです。
「先生、青竹踏みは毎日やった方が良いですよねえ!」
確かに、青竹踏みが身体に良いと、ブームになった時期がありました。。
銭湯に行くと、、決まって台湾式足裏マッサージ。。棒でゴリゴリ、痛いところが悪いという。。そこを痛くても我慢すれば、良くなる?
それで、良くなりました? 銭湯で今、台湾式足裏マッサージ見ます?
見ないでしょう?
という事は、見た目の割に効果なかったという事です。
淘汰され消えたのです。
足裏を刺激する事で、元気になれるなら、僕ら整体師も、それをするはずですよね
僕、やってますか?
「先生、やってないですよね!そう言えば」
整体術を習って来て、足の裏をゴリゴリ刺激する技術は、一度も習った事がありません。。
整体術の世界では、やらない技術です。
やってはならない事だからです。
例えば、昭和の時代には、肩凝りになると、国家資格を持った、あん摩師の所へ行って、ゴリゴリと、肩を揉んでもらうのが普通でした。。
しかし、どうもそれをやればやるほど、揉み返しで、肩がより防御反応で硬くなり、行くたびに、もっと強くやって。。というのです。
それで、按摩師は、街から消えました。。
今でも肩や、足裏をゴリゴリやるのは、街のよくある3千円ぐらいの揉み屋ぐらいです。
あの人達は、1ヶ月研修しただけの素人です。
整体の世界で、今、足裏や、肩をゴリゴリする所はないでしょ?
足裏が硬くなるにも、肩が硬くなるにも理由があるからです。
結果ではなく、その理由、原因に目を向けて、原因を改善すると、肩凝りも、足裏が硬く痛いのも、扁平足も治る。。
足首の締まりと、土踏まずのアーチは比例しています。
足首が太い人は扁平足です。
扁平足だから、足裏が硬くなるのです。
足首が太い人は、骨盤が開き、後屈しています。
そして猫背で、背中が丸まり、肩甲骨が肋骨に張り付き、首が前に出ています。
その崩れた身体では、各関節が機能しない。
正しい動きができない。
だから間違えた筋肉の動きを繰り返すうちに、硬く動かなくなっていくのです。
体の線が崩れて、正しく機能しなくなった関節、そしてその関節を動かしていた筋肉。。。
それがフリーズしているのです。
そのフリーズした足裏の筋肉、肩周りの筋肉を、揉みほぐしてもしょうがないですよね?
それは、青竹踏みに毎日乗ってもしょうがないし、肩揉みし過ぎで、ガチガチの肩になってる爺さん婆さんの様に、足裏の筋肉もガチガチになり、余計動かなくなる。。
それでも、動かないなりに歩かないといけないので、更に動かない足裏の関節、筋肉が無理をして、外反母趾になったり、足底筋膜炎になるんです。
大切な事は、姿勢と動きを正しくする事、。
関節、筋肉を、正しく機能させる事。。それを繰り返していけば、自然と、身体の中心に力が戻り、背中のS字カーブが戻り、首もS字に、足首も締まり、足裏に自然なアーチが戻ります。
そうなれば、足裏の関節、筋肉は正しく機能して、弾力ある良い筋肉にもどります。
足裏のアーチとは、足裏に筋肉が適度に縮む事でアーチを作っているんです。
バネになってるんです。
それを青竹踏みに乗る行為は、写真をよく見てください。。
丸い竹の上に足を乗せてるから、一見アーチを描いている様に見えるが、青竹に乗る事で、足裏は縮むどころか、うどんの様に引き伸ばされているのです。
足裏がうどんで、青竹がうどんこねる棒です。。
これを毎日繰り返すことで、足裏はうどんの様のように引き伸ばされ、さらに扁平足になるのです。
その分、足首も太くなり、その分骨盤も開いて後屈してしまう。。その分、猫背になり肩凝りが起きる。。
ね! 青竹踏みは身体に良くないのです。
足裏をぐいぐい押す、足裏マッサージも同様です。
棒で押したりするなんてもってのほか。。
足裏から押された骨が、甲の側に飛び出て、甲が痛くて歩けない。。と、訴える人が出てくるんです。
そもそも、土踏まずは地面に触れたくない場所だから浮いているのです。
バネですから。。
土踏まずにサポートがある靴も👞、どうかしてるんです。
バネが効かない様に押さえてるのと同じです。
バネの効かない車🚗に乗ってられますか?
昔に軽自動車はすごい揺れました。。
凸凹道は地震の様でした。。
足裏のアーチもバネであり、スプリングです。
縮んでアーチしてるから、衝撃で伸ばされても、元に戻れるんです。
なのに青竹踏みで、足裏を伸ばす。。棒で押す。。
ダメです🙅。。