今、プロ野球ファンの間で、話題になっているのが、日本ハムの新監督に就任した、新庄剛志監督。。
そして、監督就任会見で、新庄剛志監督が言った言葉。。
「優勝は、一切目指しません。。壮大な目標を持つと、うまくいかない場合が多いんです。。
一試合一試合勝って行く事。。9月ぐらいに優勝を争える位置にもしいたら、その時、スイッチを変えて優勝を目指します。」
これは、プロ野球選手の間でも、話題になっている様で、よく言ってくれた。。という意見の方が多い様です。。
これはマラソン大会で例えると分かりやすい。。
マラソン大会は長丁場です、、。
スタート前に、よし優勝してやる🥇と、壮大な目標を立てて、優勝できる人は、僅かです。。天才だけです。
だいたい、最初は、先頭集団で頑張るのだが、生まれつきマラソンが得意な子には敵わず、どんどん抜かれて行く。。抜かれて順位が下がって行く度に、目標にしていた優勝を諦めるだけでは終わらず、目標を失った反動で、やる気を失い、戦意喪失状態。自ら真面目に走っていない集団まで、下がり、団子状態で、中途半端な順位でゴールする。。
照れ隠しです。
これは、小学校の時の僕です。。
短距離では、早くて有名な子だったんだが、マラソンが苦手。。
でも、クラスメイトは、マラソン大会が近づくと、川村はマラソン大会優勝してくれる。。
みたいな期待を持たれる。。
それに応えようと、一応優勝を目指すのだが、足は早いからスタート直後はいつも先頭集団。。
でも、途中で失速して、抜かれて行く。。
真面目に走って負けたんじゃ恥ずかしいからと、俺は不真面目に走ったからこの順位なんだよ。と、ごまかす為に、不真面目集団と一緒にゴールする。。
毎年このパターン。。
でもね、、小学校五年の時、これではいけないと、クラス替えで、毎年マラソン大会優勝の太田くんと、同じクラスになったので、これは良い機会だと、太田くんに、頭を下げて、どうやったら俺は10番以内に入れるんだ?
聞いたんです。。
そしたらこう言いました。。
「川ちゃんは足が速いんだから。。次の電柱まで3位以内で走ろう。。それで電柱まで3位以内で走れたら、また次の電柱まで3位以内で走ろう。。それをやったら、多分、川ちゃんなら、10番以内に入れるし、俺がリードするから。。」
なるほど、ゴールで優勝という、壮大な目標を持ちすぎると、モチベーションが持たないが、次の電柱まで競争の連続、継続ならできるかもしれない。。
継続は力なり。。である。。
で、小5のマラソン大会で、やってみたんです。。
次の電柱まで頑張るぞ。。よし今度は、あの電柱まで頑張るぞ。。
よし、俺は10番以内で走っている。。
先頭を走る太田くんも、時々、後ろを振り返り、「川ちゃん、ついて来て!負けないで!」
いい奴なのよ〜。太田くん。
「太田〜。俺に構わないで行け。。優勝しろ!」
「分かった。。先に行くよ!優勝するから。」
太田は優勝でした。。
俺は、なんとか10位でした。。
満足です。。生まれて初めて頑張り抜いた。。という感覚でした。
80人中の10位ですから。。
この時学んだのです。。遠くて壮大な目標を持つ事は、浮き足だってしまって、つまり興奮し過ぎてしまって平常心が保てず、普段の力すら出せない。。
そうか、次の電柱まで。。
目標が身近であれば、その都度、反省もできるし、今に集中できやすい。。
継続もしやすいから、結果、実力が上がる。。