整体修行時代。。合気武術も同時に学んでいた事を、お伝えしたと思います。
その合気武術には、昇級や昇段がありませんでした。
何故、昇級や、昇段がないのか? あった方がみんな頑張るのに。。
そう思い、先生に、聞いてみました。
答えはこうでした。
昇級する為、昇段する為にする武術稽古は、武術ではない。
武術とは無心の技であって、昇級する為という、欲望の心で、稽古しても、それは術ではない。そんなのはスポーツの世界だ。そういうものが無い事によって、上手か下手かも、段位にとらわれる事なく、お互い、正しく感じ、精進する事ができる。
なるほど。。どの世界でも同じ事が言えます。
整体でも、賞状や資格を発行するセミナーがありますが、セミナー主催者が、そういうものを発行して人参ぶら下げないと、受講生が集まらないと、自覚されてる場合が多いと思いますし、賞状欲しさに、出席した人にも、目的が賞状、資格ですから、真剣味がありません。
むしろ、資格も、賞状もないセミナーを主催している先生の方が、誠実ですし、受講生も真剣ですね。腕が上がらなきゃ、何も残らないですから。。ある意味背水の陣で、学ぶわけです。
資格を持ってれば、それなりの信用にはなるかもしれませんが、それなりにしかなりません。だからたくさん貼ってあれば、信用が増すだろうと思うのでしょうが、僕からすると、よっぽど自分に自信がないんだなあ。
と思いますよ。
特に、最近多い、数ヶ月で、通信で取れてしまう様な、民間資格。。欲しくなる気持ちは理解できますが、急がば回れ。。
その資格がないと、始められない資格以外は、無用の産物です。