心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

立派な人にならなくても楽チンがいい

自分を磨く。。というと、立派な人になる事。。立派な人だと思われる様になる事。。尊敬される様な人になる事? と思いがち。。それって、しんどいです。

自分を磨くとは、楽チンになる事です。

楽チンになるとは、楽なポジションに逃げる。。ということではありません。

例えば、整体に来る人は、身体も心も、しんどい状態で来るわけです。

では何故しんどいかというと、本来の生命力が、何かに邪魔されて、活き活きしていないからです。じゃあ、何に邪魔されているかというと、あるがまま、身がままを、邪魔する頭でっかちの、過去の出来事や、まだ起きてもいない未来に囚われた思考です。

つまり、今に意識が向いていない状態。。

今できる事をせずに、過去や未来に囚われる心。。思考ですね。

立派な人になろうとする事も、実は、誤った思考です。

立派な人間になろうとすれば、同時に、ダメな人間もいる事になります。

立派な人と、ダメな人がいるのではありません。

立派な人間になろうとする思考が、同時にダメ人間だと思われたくない。。という不安を産みます。恐怖を産みます。。身体がフリーズします。

皆、固定概念に囚われてもがいているのです。同じです。

 

宇宙の法則に生かされるまま、身がままで生きる事が、一番楽チンなのですが、人間は、それを、いろんな固定概念という思考によって邪魔する。。

邪魔された分、宇宙の法則の気が、詰まってしまう。。

自分を磨くとは、あるがままの自分を覆う、過去の経験を誤って解釈した思考を、磨いて剥がしていく道です。。能力に関係なく、誰でもできる道です。

剥がされた分だけ、生命が、再び流れ出す。。とても楽チンに感じ、今まで、いかに自分で、自分をしんどくさせていた事に気づきます。

 

自分が成長するとは、もともと楽チンに設計されている、元の状態にもう一度戻っていく道です。

人生のしんどさとは、それに気づく過程で起こる産みの苦しみです。

しんどさに耐えれる事が偉いのではなく、しんどさをヒントにして楽チンを知る道です。大事なのは、我慢力より、転換力です。

ここで、我慢強すぎる人は、我慢できてしまうため、楽チンに気づけない弊害もあります。身の回りの我慢強い人が、意外と考え方が幼い、頑固な場合があります。

 

今日も、初回で、身体がしんどくてしょうがない。。という  人が来ました。

帰るときには、浮いてるみたい。。と言って喜んで帰られました。

川を堰き止める邪魔してる石をどけたのです。。

そうすれば、楽チンが最初からあるのです。

筋トレもそうですね。。わざわざしんどい事をやるのです

でも、本当に正しい身体の使い方をすれば、楽チンなはずです。

最近古武術がブームで、力のない人でも、身体の仕組みを使うと楽に動ける。。事をやっています。。

そちらのが大事なのです。

しんどい事を我慢してやる事が、人間の成長だという誤った思考です。

宇宙の法則に、馴染んだ生き方とは、本来楽チンなのです。

楽チンを知る過程で、しんどいという間違いを同時に知る。

それが理解です。