自分を磨く。。というと、立派な人になる事。。立派な人だと思われる様になる事。。尊敬される様な人になる事? と思いがち。。それって、しんどいです。
自分を磨くとは、楽チンになる事です。
楽チンになるとは、楽なポジションに逃げる。。ということではありません。
例えば、整体に来る人は、身体も心も、しんどい状態で来るわけです。
では何故しんどいかというと、本来の生命力が、何かに邪魔されて、活き活きしていないからです。じゃあ、何に邪魔されているかというと、あるがまま、身がままを、邪魔する頭でっかちの、過去の出来事や、まだ起きてもいない未来に囚われた思考です。
つまり、今に意識が向いていない状態。。
今できる事をせずに、過去や未来に囚われる心。。思考ですね。
立派な人になろうとする事も、実は、誤った思考です。
立派な人間になろうとすれば、同時に、ダメな人間もいる事になります。
立派な人と、ダメな人がいるのではありません。
立派な人間になろうとする思考が、同時にダメ人間だと思われたくない。。という不安を産みます。恐怖を産みます。。身体がフリーズします。
皆、固定概念に囚われてもがいているのです。同じです。
宇宙の法則に生かされるまま、身がままで生きる事が、一番楽チンなのですが、人間は、それを、いろんな固定概念という思考によって邪魔する。。
邪魔された分、宇宙の法則の気が、詰まってしまう。。
自分を磨くとは、あるがままの自分を覆う、過去の経験を誤って解釈した思考を、磨いて剥がしていく道です。。能力に関係なく、誰でもできる道です。
剥がされた分だけ、生命が、再び流れ出す。。とても楽チンに感じ、今まで、いかに自分で、自分をしんどくさせていた事に気づきます。
自分が成長するとは、もともと楽チンに設計されている、元の状態にもう一度戻っていく道です。
人生のしんどさとは、それに気づく過程で起こる産みの苦しみです。
しんどさに耐えれる事が偉いのではなく、しんどさをヒントにして楽チンを知る道です。大事なのは、我慢力より、転換力です。
ここで、我慢強すぎる人は、我慢できてしまうため、楽チンに気づけない弊害もあります。身の回りの我慢強い人が、意外と考え方が幼い、頑固な場合があります。
今日も、初回で、身体がしんどくてしょうがない。。という 人が来ました。
帰るときには、浮いてるみたい。。と言って喜んで帰られました。
川を堰き止める邪魔してる石をどけたのです。。
そうすれば、楽チンが最初からあるのです。
筋トレもそうですね。。わざわざしんどい事をやるのです
でも、本当に正しい身体の使い方をすれば、楽チンなはずです。
最近古武術がブームで、力のない人でも、身体の仕組みを使うと楽に動ける。。事をやっています。。
そちらのが大事なのです。
しんどい事を我慢してやる事が、人間の成長だという誤った思考です。
宇宙の法則に、馴染んだ生き方とは、本来楽チンなのです。
楽チンを知る過程で、しんどいという間違いを同時に知る。
それが理解です。