五本指ソックスを履いてくるお客さんは多いですね。。
確かにきつい靴を履いている毎日の中では、指の一本一本を解放する靴下は、血行が良くなって健康にいい。。
それはその通りです。。
でも筋力反射テストで、五本指ソックスを、調べると、身体は嫌がっているのですね。。試しに足袋ソックスだと、OKが出るのです。。
何故でしょう?
日本人の歩き方とは、DNAは、やはり膝を曲げて沈み込む歩き方。。すり足やナンバ歩きに近い歩き方をしたいのです。。足の指は地面を握る様にです。。
現代の靴で、しかも舗装された道を歩くには、その逆で、膝を伸ばしたままで、地面を蹴り、伸び上がる様な歩き方をします。。
だからみんな浮き指ですね。。それがもっと酷くなると、外反母趾になります。。
股関節を上手く外旋して使えていません。。
舗装されていないぬかるんだ道やデコボコした道を歩いていた時代は、バランスを取りながら歩く必要があった為、膝を柔らかく曲げながら沈み込む、そして足で地面を蹴るのでなく、地面を握り込んで、掴んで前に、体重移動しながら進んでいく。。
そう言う歩き方をしていた歴史、DNAがあるんですね。。
だから、草履や、草鞋の様に、親指と人差し指の股に紐がある履物が、足の指が握りやすい構造だったのです。。足袋も同様です。。
江戸時代の人が五本指ソックスを作る技術が無かった訳がない。。
足袋のスタイルの方が、地面を握りやすいから、五本指にしなかった。。と考える方が自然です。。
だから当院に五本指ソックスを履いてきたお客さんには、この話をします。。
興味があったら一度、足袋タイプの靴下にしてみてください。。今、どこでも売ってる様です。
最初は歩きにくい感じがするでしょう。。
でも、歩き方が西洋型の合わない歩き方をしているから、足袋ソックスが、歩きにくいのです。。
その靴下の方が歩き易く、楽に感じたら、日本人本来の歩き方に変わってきた証拠です。。地面を掴みながら、前に進む感覚が出てこれば、膝の痛みや、腰の痛みも消えてくるでしょう。。股間節の動きも正常となれば、浮き指や、外反母趾の予防にもなります。。
ウオーキングは、凸凹した道や、ぬかるんだ道を、コースに入れるといいでしょう。
腰に手を当てて歩いてもすり足や、ナンバ歩きの感じが出ます。。
大きく腕を振って歩くのと、腰に手を当てて歩いた時の違いを感じてください。。
腰に手を当てた時は、地面を蹴るのではなく、掴む感じが出ると思います。。
日本人の本当の歩き方は大きく腕を振る。。ではないのです。