高校生の頃、横の座っていた男子が、「俺は存在感がない事が悩みだ。」
と、言っていました。。その時初めて、存在感がないという悩みがある事に気づきました。。
その子は、どうやったら存在感を示せるのか?を、僕に相談してきた。。と言うわけです。
なんて、アドバイスしたかは覚えていません。。
それよりも、存在感がない状態から、脱したい。。という悩みがある事に驚いた事を、よく覚えています。。
今風に言えば、自分探し。。自分の居場所探しとでもいうのでしょうか?
でも、本当の自分は、自分の身体の中にしかありません。。
そこ以外に、どんなに自分探しの旅を続けても、自分は見つかりません。。
自分探し、自分の居場所探しとは、意味ある人生、価値ある自分を探す。。という事です。。
それは、意味がある。。価値があると思われる自分探し、自分の場所探しであり、あるがままの自分ではありません。。
人に評価される事によってのみ、自分の価値や意味が生まれる。。という 考え方が、目立ちたい。。目立たないと意味がない。。
存在感がない。。とは意味がないのと、価値がないのと同じだ。。と思ってしまうのですね。。
しかし、存在感がのある人もいれば、存在感のない人もいる。。
太陽の様な人がいれば、お月様の様な人もいる。。両方必要なのです。。
現代の価値基準では、太陽の様な人が目立ち、評価される人です。。
だからお月様タイプとして生まれた人は、コンプレックスを持つ。。
でも、バランスで、両方必要なのですから。。それを受け入れる方がいい。。
存在感のある人は、緊張感を与える人、場を引き締める人。。存在感のない人は、リラックス感を与える人です。。場を和ませる平和の人です。
交感神経と、副交感神経がある様に、人間にも、そのどちらかを促す天性の気を持って生まれてきているのです。。
存在感がない。。という事は、自分という欲望、都合が少ない人です。。
目立つ人とは、才能豊かで、故に欲望が強い人です。欲望を達成できる人ですから。
存在感が薄い人は、無心に近いから、目立たないのです。。
無心に近い人だからこそ、周りの人を無心に導く発散装置です。。
時代の価値や意味に自分を寄せて、無理やり自分に意味、価値をつけるのはやめにしましょう。。
生まれたままの、生かされるがままの自分が、本当の受け入れた自分です。。
それは自分の身体の中にあり、自分の身体を通じて、大自然の法則に生かされている自分です。。
本当の自分は、さがしてもいません。。
今ここにいます。。
今ここにいる、あなたを、受け入れることができれば、そこが、特等席なのです。
そして、周りの人を知らず知らずのうちに癒してしまう発散装置として、役に立っていますから大丈夫。。
縁の下の力持ちです。
縁の下の力持ちがいなければ、スターも生まれません。
上も下もない。。陰陽の法則です。。