心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

私、本当は腹黒いんです。。

当院のお客さんは、過呼吸気味の人に多いのが、自分が、自分の本性は腹黒い。。と思っていて、日常では、それを隠して、偽善的に生きている。。という感覚。。

そして、それを自分で責めてしまう。。許せない心理状態の人。。

 

これは、過呼吸で、頭脳に気が上がってしまっている状態になれば。だれでも、そうなる可能性があります。。

 

でも、心配ありませんよ。。

自分で自分を腹黒い。。と、認めれる心は、決して傲慢な心では出来ないのです。。

素直だから、純粋だからこそ、そう思える。。

 

親鸞上人に有名な言葉で、悪人正機説。。というのがあります。。

 

親鸞さんも、それを解っていて、自分はいい人間で、何も反省する事はないし、仏にすがる理由もない。。という善人のつもりの人。。より、自分はどうしようも無い悪人だ。。と、自分のダメさを嘆いている人の方が、素直だし、純粋な為、仏も守り易い。。というのです。。

 

人間は、善人でも悪人でも無い。。仏の分け御霊です。。

 

腹で考える事ができる、。中心が通った、呼吸の深い身体では、荒削りであっても、仏の分け御霊である本体が、顔を出すのです。。

 

それがのぼせてくると、頭に気が昇り。。上気し、身体感覚を離れた、腹感覚を離れた、頭脳思考だけが働く。。

頭脳思考だけでは、目に見える世界しか認識できない為、物事を相対的にしか判断できない。。

その思考で生きるとき、いい人と、悪い人がいるように見えてくる。幸福と不幸があるように見えてくる。。優秀な人と、無能な人がいるように見えてくる。。

しかし、腹で見れば、いい人も悪い人もいない。。

ただ、荒削りな、仏の分け御霊が居るだけなのです。。

 

自分は腹黒いという認識も、自分はいい人だという認識も、共に、孤独化した頭脳思考が創り上げた、幻の概念です。。

それは、肉体に付随した意識に過ぎず、本体のあなたでは無いのです。。

太陽の前を通り過ぎる、雲です。。

雲に腹黒いも、善人もないのです。。

その奥にある太陽が本体です。

 

本体は、仏。。そこに善悪の心はなく、仏と同じ慈悲の心が、ただ在るのです。。

難しいですね。。

 

腹黒い自分は、のぼせた時の過呼吸状態で、頭脳思考が創り上げる幻覚のようなものだと思いましょう。。

そういう勘違いを通して。本体に気付いていく、。それが、自転車🚴‍♀️は、転ん覚える理屈です。。

転ばなければ乗れない。。

人生の仕組みも同じです。。

自分を腹黒い。。と、私に白状できる人が、悪人であるはずがないのです。

親鸞さんもそう言っているのです。。

 

ちなみに私は、浄土真宗とは無関係です。