当院のお客さんは、過呼吸気味の人に多いのが、自分が、自分の本性は腹黒い。。と思っていて、日常では、それを隠して、偽善的に生きている。。という感覚。。
そして、それを自分で責めてしまう。。許せない心理状態の人。。
これは、過呼吸で、頭脳に気が上がってしまっている状態になれば。だれでも、そうなる可能性があります。。
でも、心配ありませんよ。。
自分で自分を腹黒い。。と、認めれる心は、決して傲慢な心では出来ないのです。。
素直だから、純粋だからこそ、そう思える。。
親鸞上人に有名な言葉で、悪人正機説。。というのがあります。。
親鸞さんも、それを解っていて、自分はいい人間で、何も反省する事はないし、仏にすがる理由もない。。という善人のつもりの人。。より、自分はどうしようも無い悪人だ。。と、自分のダメさを嘆いている人の方が、素直だし、純粋な為、仏も守り易い。。というのです。。
人間は、善人でも悪人でも無い。。仏の分け御霊です。。
腹で考える事ができる、。中心が通った、呼吸の深い身体では、荒削りであっても、仏の分け御霊である本体が、顔を出すのです。。
それがのぼせてくると、頭に気が昇り。。上気し、身体感覚を離れた、腹感覚を離れた、頭脳思考だけが働く。。
頭脳思考だけでは、目に見える世界しか認識できない為、物事を相対的にしか判断できない。。
その思考で生きるとき、いい人と、悪い人がいるように見えてくる。幸福と不幸があるように見えてくる。。優秀な人と、無能な人がいるように見えてくる。。
しかし、腹で見れば、いい人も悪い人もいない。。
ただ、荒削りな、仏の分け御霊が居るだけなのです。。
自分は腹黒いという認識も、自分はいい人だという認識も、共に、孤独化した頭脳思考が創り上げた、幻の概念です。。
それは、肉体に付随した意識に過ぎず、本体のあなたでは無いのです。。
太陽の前を通り過ぎる、雲です。。
雲に腹黒いも、善人もないのです。。
その奥にある太陽が本体です。
本体は、仏。。そこに善悪の心はなく、仏と同じ慈悲の心が、ただ在るのです。。
難しいですね。。
腹黒い自分は、のぼせた時の過呼吸状態で、頭脳思考が創り上げる幻覚のようなものだと思いましょう。。
そういう勘違いを通して。本体に気付いていく、。それが、自転車🚴♀️は、転ん覚える理屈です。。
転ばなければ乗れない。。
人生の仕組みも同じです。。
自分を腹黒い。。と、私に白状できる人が、悪人であるはずがないのです。
親鸞さんもそう言っているのです。。
ちなみに私は、浄土真宗とは無関係です。