心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

湿布は、貼った方がいいの?

今日も、腰が痛いからと、腰に湿布を貼ってきた女性のお客さん。。

打撲は、温める方が良いの? 冷やした方がいいの?

 

これは、熱が出たら、そのまま熱が上がる方が良いの? 解熱剤で下げた方が良いの?

と、同じです。。もちろん下げない方がいいのです。

熱を上げないとできない仕事があるから、わざわざ上げているのであって、子供の様に、さっと熱が上がると、さっと下がり治る。。

大人になるにつれ、熱が上がらず、仕事ができない為に、微熱で、ダラダラ続く。。整体に来ると、呼吸が深くなり、熱が上がるようになり、早く治る。

 

こういう質問が出るのは、スポーツ選手が、競技後、幹部を冷やしている絵を、テレビでよく見る事も理由の一つでしょう。。

スポーツ選手は、何故、冷やしているのでしょう。。

それは、ムチウチの時と同じで、身体に、強烈なショックを受けた時、身体は興奮してフリーズしているのです。

後ろから、わっ。と、驚かされた時、息を詰めてしばらく動けない。。

あーいう感じ。

ピッチャーなんかは、腕の毛細血管が、ブチ切れていて、興奮状態です。。

 

ムチウチがそうである様に、ぶつけられた数日は、痛みが出ません。。

あれは、まだ身体が興奮していてフリーズしているから。。

 

フリーズ中は、治癒力は働かないんです。。だから痛みが出ない。

だから、フリーズを解除する為に、興奮を収めて、治癒力が働く様にするまで、冷やして興奮を収めるのです。。

ムチウチが後から痛くなるのは、フリーズが解除されて、治癒力が働き出したからです。。

 

治癒力は、壊れた箇所に、痛みを出し、熱を上げて、運動制限をかけて動けなくし、そこを、リフォームしようと、血を集めます。。総動員します。

熱を上げて、痛みを出す事で、血流を総動員させ、破壊と建設を始めるのです。。

血の出入りがいい人は、治るのが早い。。

 

血流がいい人ほど、痛みが強く出るし、痛みが強く出た方が、治るのが早いのです。。

湿布は、消炎剤です。。冷やす事で、血流を悪くし、治すスピードを遅くする事で、痛みは減るのです。。

それは頭痛薬なども同じです。。解熱剤もそうです。。

 

痛み止めとは、血流を悪くして、修理スピードを遅くして、工事のうるささを、低減させるだけです。。どうしても痛い時に、使う物で、治る為に使うなら逆効果です。

当然、治るスピードは遅くなります。

 

痛みは、今、ここを治す為に、血を大量に集めて、炎症を起こしながら、壊れた場所を破壊し、創り直しています。

というサインです。。緊急事態サイレンです。

 

だから、痛みが辛いから、痛みを減らしたいが、治るのは遅くなるのはしょうがない。。という人は、貼ればいいし、いや、早く治したい。。という人は、出来るだけ湿布を貼らずに、逆に、蒸しタオルなどで、温め、血管に弾力を持たせ、血が大量に来る様にするべきです。。

 

痛いところに、蚊取り線香を貼ると、又は、釣りで使う鉛を貼ると、痛みが消える事を知っていますか?

痛み止めが見つからない時は、父ちゃんの釣りの重り、鉛を貼ればいい。。

蚊取り線香を貼ればいい。。理屈は同じです。。

 

身体に悪い物を貼れば、身体が緊張して、血管が縮み、血流が悪くなる。。痛みが減る。。

これは、使い捨てホッカイロもそうですから、安易に、使用しない事です。

ホッカイロを貼ると、暖かいのはそこだけで、体全体は、血管が収縮し、冷えているのです。

 

さあ。。結論です。。

強くぶつけたのに痛みが出ない。。腫れてこない場合。。興奮してますから、一時的に冷やす。。

痛みが出てきたり、腫れて熱を持ち始めたら、逆に温める。。

この時、ホッカイロは使用しない事。

 

今日のお客さんにも、その場で湿布を剥がしてもらい。。施術をしました。。

身体がうわーと、熱くなり、しばらくすると痛みがなくなりました。。そして熱が下がりました。

身体は、この打撲腰痛を治す為に、熱を上げたかったのです。

治すのには熱がいるのです、痛みがいるのです。血がいるのです。