心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

更年期と整体③

閉経すると、エストロゲンの減少で、骨盤底筋にある括約筋が弱くなり、神経過敏となり、過活動膀胱炎、切迫性尿失禁が起きる。。と言われています。。病院では、ペケシア。。と言う薬、べオーパと言う薬を処方される様です。。

骨盤臓器脱。。のおそれもあり、予防の為に、骨盤底筋を鍛える。。と言う考え方があります。。

骨盤底筋が緩むから、いろんな問題が起こる?

 

整体的に言うと、そうではなくて、骨盤底筋とは、。実は、一般に知られている以上に、とても複雑に働き、複雑な動き、役割があるのです。。

 

意識的に動かせる筋肉もあれば、無心においてしか動かない筋肉もある。。

実は、問題なのは、無心でしか動かない方の筋肉です。。

 

よく、身体が弱ってくると、鍛えればいい。。という鍛える信仰が後を経ちません。。

身体の事を知らないのです。

 

しかし、意識的に動かせる筋肉しか、鍛えられないし、鍛えられる筋肉は、メインの筋肉ではなく、補助的に動く筋肉です。。

身体の外側についていて、目立つし、大きいし、鍛えると、すぐ、見た目も、力も増すものですから、努力は報われる。。と、思いたい人は、なんでも鍛えればいい。。と、考えます。。

 

ボディービルダーは、ギックリ腰になり易い事を知っていますか?

意識的に鍛えられる筋肉を、大きくしすぎて、インナー無心筋肉が、機能しないのです。。

それで、関節を保持するインナーマッスルより、鍛えられる大きな筋肉の力が強くなりすぎて、関節が脱臼してしまうのです。。

 

整体というのは、無心でしか動かない筋肉を、鍛えるのではなくて、機能させる、それができる身体にして行く事です。。

 

呼吸と連動する呼吸筋であるインナーマッスルが、機能する身体は、呼吸が深く、バランス感覚がいいため、自然と姿勢が良くなります。。関節保持をして、重心の位置を整える働きですから。。

姿勢がいいという事は、無理なく身体の筋肉が機能する。。という事。。

意識的に、姿勢をよくすると、疲れるでしょう?

いい姿勢は、無心の筋肉でしかできないのです。

 

閉経後は、骨盤底筋が緩むから鍛える?

違います。。

閉経したら、卵胞ホルモンの役割を、副腎皮質ホルモンに、切り替えていく期間が、更年期です。。

そこをうまく切り替えていく事。。

 

そこに鍛える信仰は無用です。。

身体が、無理なく機能する、重心の位置に、更年期中、調整して行く事。。

そのお手伝いができます。。整体術です。

 

自分でもできる事は、いつもいう、凸凹した土の上を歩くなど、意識的でない、手応えのない運動。。体操をしていく事。。

 

無心で動くバランス筋を、機能させるのです、。

無心インナーマッスルが、機能していれば、更年期の間、副腎皮質ホルモンに移行できる様に、自動的に、調整してくれます。。

 

骨盤底筋は、無心で機能させるからこそ元気なのです。

意識的に鍛えれば、意識的に鍛えられる骨盤底筋だけが大きくなり、更に、骨盤底筋のバランスが崩れ、機能しなくなるのです。。伸びも縮みもしない。。干からびたゴムの様になるのです。

 

元気の源は、無心です。。

何も意識せずに、鼻歌でも歌いながら歩けている時、その時が一番バランスよく、筋肉が機能しているのです。