2年ほど前だっただろうか?
めまいがして、運転が、途中でできなくなる。。という若い男性。。
そのせいで、今でも、両親に、会社の送り迎えをしてもらってるとのこと。。
僕の所に来る前も、違う鍼灸院に、何年も通っていたと言います、。
お母さんが当院のお客さんになった事がきっかけで、当院に来店してくれました。。
身体が過敏なのです。。
当院に数回通っただけで、調子が良くなり、姿勢も良くなった。。
親。子共々お礼を言われました。。
「いや、パニック症は、そんなに甘くないんですよ。。今、一時的に調子良いが、また、同じ事を繰り返しながら良くなっていきます。。一喜一憂しない事です。。」
真面目でとても良い青年です。。
弟の様な感じがしました。。
半年ぐらい経った時、彼に言いました。
「パニック症の傾向というのは治らないから、自分がパニック症の傾向がある。。事を受け入れて生きて行ったほうが、発作は起きないんだよ!
あなたはいつも、今日も発作が起きたらどうしよう。。と、怯えているでしょ?
その心が。発作を起こしているのです。
考え方を変えて、発作が起きたら、周りの人に助けて貰えばいい。。ぐらい割り切った方が、発作は起きないんだよ。。不安と恐怖が発作を呼ぶんだ。。街中で発作が起きたら恥ずかしいと、思う気持ちを捨ててみたらどうだ。」
一件冷たい言い方ですが、弟と思って、言いました。。
彼は、頭はいいので、何か感じたみたいで、割り切って生きることに変えた様です、。
その後1ヶ月ぐらい経って、「先生、一度、自分でやってみます」
と、誰かに頼らないと、僕に頼り続けないと生きて行けない。。という心を断捨離した様です。。
その後音信不通となりましたが、昨日、お母さんが見えて、「息子さんはその後どうですか?」
母「はい、お陰様で、自分で会社に行ってますし、昔のように、早退したり、休んだりしなくなりました。。先生のおかげです。」
「いやあ、僕が治した。。という感覚はないんですよ!きっと、僕の話を聞いて、割り切れたんでしょうね! 誰かに依存し続けないと生きられない。。という考えを捨てて、発作が起きたら起きたでいいじゃないか!と、割り切った。
自分で生きていくんだ。。パニック症を受け入れて生きていくんだ。。と、。心の自立をした。。それが、。身体を自立させたんです」