オリンピックと言えば、柔道。。僕は、オリンピックは、ほぼ柔道しか見ない。。
自分が、空手、ボクシング、合気道などをやった経験があることから、柔道の試合は、心の動きが見て取れて、楽しいし、勉強になる。。
さあ、柔道も、昨日の男女混合戦で、終わり、終了であります。。
柔道に、混合戦など、本来なかったのだが、日本開催という事で、メダル数を増やそうとして新たに作ったのでしょう。。
なのに、フランスに負ける。。。
混合戦は、男女3人ずつで、6人で団体戦として戦う。。
僕が注目したのは、個人戦で金メダルを期待されながら、あっけなく負けた、男子、向井くんと、女子、芳田さんが、本当に運悪く負けただけなのだろうか?
もしそうなら、団体戦で、猛烈な強さで投げ勝つ事だろう。。
そう思って見ていたのです。。
しかし、向井くんも、芳田さんも、個人戦同様。。あっけなく投げられて負けるのです。。
これを見て気付いた。。
言い方悪いが、この2人は。個人戦も、負けるべくして負けたのだと。。
個人戦で、運悪く負けたのではない、。実力がなくて負けたのだ。
野球の、ノムさん事、野村監督の口癖があった。。
「勝つには時の運もあるが、負けるには必ず理由がある」。と。
野村さんが言いたい事は、負けたら、負けを謙虚に受け入れて、負けるには必ず理由があるならば、何故負けたのかを謙虚に、かんがえて、次に活かすこと。。
この2人の柔道家も、個人戦で負けた事を、審判のせいにした発言や、運悪く投げられただけだ。。悔しい。。という態度。。
でも団体戦でも、同じ様に豪快に投げられて、気づけたと思う。。
思い上がっていた。僕は。私は。。本当に弱かったんだ。ーと。
それは二人にとっても良いことです。
そして、謙虚に、自分の弱点を知るでしょうね!
では。この2人は、他の金メダルを取った日本人と何が違っていたのでしょう。。
特に絶対王者。。大野翔平と。。何が違うのか。。
ぼくが思うに、2人は攻めは強いが防御。守りが弱いからです。。
野球の野村監督が、ホームランは不調の始まり。。と言いました。
ホームランを打つと、ホームランの快感を知り、それを求めすぎて、ボールを見極められなくなる。。
ボール球に手を出す。。三振が増える。
ヒットも打てなくなる。。
これと同じです。。
この2人は、自分より実力が低い相手を豪快に投げ勝つ快感に酔ってしまったのです。
それで、実力が拮抗した相手を投げられず。。イライラして隙が出る。そこを投げられてしまうんです。
大野翔平は、何故負けないのかと言えば、防御が異常に強いからです。。
大野翔平は、投げられそうになって、ヒヤッとする場面さえないんです。。
野球で言えば、三冠王落合さんは、ホームランも多いが、四球も多いんです。。
これはどういう事かと言うと、ホームランバッター相手には、ピッチャーは、ボール球を投げて空振りを狙ったり、ゴロを打たそうとするんです。ストライク投げると、ホームラン打たれますから。。
でも、真の4番バッターは、その球を振ってくれない。。
これは防御が強いという事です。。
するとピッチャーは、四球を嫌がり、ストライクゾーンに。甘い球を投げる。。
これを、ホームランにするんです。。
最近のメジャーの。大谷くんは、ホームランも多いが、三振も多い。。
これは攻めは強いが、防御が弱いという事。。
ホームランの快感に、酔ってしまってなければ良いが、このままだと、来年は打てなくなると思う。。
ね。。本当に強い人は、防御が強いから攻めも強い。。
攻めが強いから防御も強い。。イコールであって、別々ではないんです。
大野翔平は、防御がつよいから、相手が焦る。いつもと違う技を出そうとする。隙ができる。。技が決まる。。
これは、私たちの人生も同じです。。
僕がいつも言う、人の為に生きる前に、自分の為に生きろ。。
これも同じことです。。
自分を犠牲にして人の為にやる事がいい事?
そうではない。
自分の為に生きられる人こそ、人の為にも自然と生きてるんです。。
そこに隙が生まれない。。
騙されたりしないんです。
自分の為に生きられない人が、人の為になんて生きられないんです。
いつも矢印を自分に向ける事。。これが自分の為に生きる。。本当の意味です。。
それは、防御が弱い選手が、攻撃だけ強くなれない。。
大野翔平の様に、自分の為に柔道できる人こそ、自然と、周りの人の心を動かしてるんです。。
大野翔平は自分のためにに柔道をしているのであります。。
国民の為にしているのでは隙ができるんです。
よく、誰かの為にやってる時のが、力が出る。。という人がいるが、それは、本当に自分の為に柔道をしている、大野翔平の心を知らない人のセリフです。
大野翔平を見て欲しい。。
この動画を見ると、自分の為に柔道してる大野翔平の心がわかる。。
それは不動心だ。