昨日、NHKを見ていたら、戦時中に不発弾で、失明、両腕を失った人が、唇の💋感覚で、点字を読める様になり、大学に入学して、教師免許を取り、そして、盲学校の先生になった。。
藤野さんの特集を見た。。
こういう番組は大好きだし、こういう番組を創るNHKは良いね。
さあ。
今もご健在の藤野さんだが、今は、先生を定年引退して、公演などをしている様だ。。
その公演中の動画をやっていました。。
その中で、僕自身が反省した事がありました。。
先生は、公演でこういう質問を受けていました。
「先生は、手がない。目が見えない。その状態で、初めて教壇に立った時、生徒の反応はどうだったのか気になります」
申し訳なさそうに、若者は質問しました。。
藤野さんは言いました。。
先生。。「最初は、目も見えない。。腕も無いのに良くやってるなあ。。という反応でした。でもそれが嫌で、腕があろうがなかろうが、目が見えようが見えまいが、先生としては関係がない。。
私は、いい先生になろうと思った。。ただの物知りじゃなくて、本当に歴史を知り、歴史が見える先生になりたい。。それが良い先生だと思った。。
でもね。
盲学校には、大人になってから目が見えなくなる人も生徒で来るんです。
ある人がいうんです。。
(藤野さんは先生は、目も見えないし腕もないんですね。
それでもこうやって頑張ってらっしゃる。。
今までの先生は、いろんな励ましの言葉をかけてくれるが、自分は目が見えてるやないか。。
俺の気持ちが分かるか?と、いつも素直に受け入れられず、ひねくれていたんです。
でも、目も見えない、腕もない先生が、こうやって 頑張ってらっしゃる。僕は目が覚めましたわ。。
先生。。手を触らせてください。。この手でどうやって点字打つんですか?)
と言われた。。その時、自分がいかに肩肘張ってたか気づいたんです。
障害者扱いされたくない。
障害者の割に頑張ってるなあ。
そういう目で見られたくない。。と、思っていた。。
でも彼は、僕が目が見えなくて、腕がないからこそ、心を開いて、自分の心を見直す事ができた。。
そうか、私はありのままでいいんだ。。ありのまま生きる事こそ、人の力になるんだ。
肩肘張らなくていいんだ。。と思った。。」
どうでしょう。。いい話です。。
そして、僕自身が、障害者を、障害者という目で見ない様にしていた事を反省しました。
健常者と同様に付き合うのがいいと思っていました。
でもそうではない。。
それは、障害を見て見ぬふりする姿勢です。
目が見えない、腕がないからこそ、磨ける心がある。。
その心を尊重する事が大事です。
あなたは、目が見えない。。腕がない状態を受け入れて生きてこられたのですね。
もしよかったら、どうやって受け入れ、何が解ったのか?
お聞かせ願いたいです。。自分の勉強にしたいです。
僕もブログでいつも言っています。。
完全な人間を目指す必要はない。。尊敬される人間になろうとしなくていい。
ただ、ありのままの自分を磨き、自分の為に生きてる心。。姿こそ、自然と周りの人をありのままに浄化してしまう。。
人にとっての一番の幸福は、真の自分、ありのままの自分に気づき、受け入れて、ありのままの自分で生きていける心です。それは強さでもある。。
この失明して両腕もない藤野先生の、ありのままの自分を受け入れて、ありのままで生きている姿を見せる。。
目が見えない。。腕がないからこそ、今がある。。
これで、今、僕が感動している様に、周りの人を真の幸福に導く。。
この先生には、そういう菩薩の役割があったのだと思います。
全てを受け入れてありのままに生きる。。これなら誰でも出来る事。。
だから幸福が皆同じだ。。という事。
素晴らしい笑顔です。