言葉の遅れ。。
今までブログで、言葉の前に、身体の運動能力の発達があり、無意識の領域がまず発達して、その後、意識的な領域の運動能力、そして脳が発達して行く。。と言いました。
身体の能力ができてないのに、言葉を無理矢理覚えさせようとしたり、出させようとするのは、きっと、赤ちゃんからしたら、ストレスなのだろうと思う。。
身体が無意識の領域から発達させないといけない様に、言葉もまず、無意識の領域から出る言葉から、発せるようになる事であります。。
喋る時は、身体も一緒に動いています。
僕の動画も、喋る時、よく手が動いていますねえ。。
無意識ですよ。。
つまり、手を器用に動かす事と、言葉を器用に操ることは、同じ脳だと言える訳です。
当院では、お年寄りが、床に横になる時、また床から立ち上がる時、「ヨイショ、」と、声を出す。。
これは無意識ですね。。つい出てしまう。。
つまり無意識に出る言葉とは、無意識の呼吸ですから。
言葉。。歌は、呼吸だと考えた方がいい。。呼吸は身体でしているものです。
こうやって ブログを書く時は、身体は動きませんが、これを声に出して読むと、身体は動いてしまうのです。動かさずにしゃべれません。。言葉を発する事は、息を吐くことであり、身体を動かすことです。
だから、身体の動きに合わせた呼吸、言葉を覚えさせて行く。。
まずは、つかみ立ちをし出したら、呼吸を詰めて、力を込める練習です。
これは、呼吸と動作を合わせようとしているのです。。
そういう力を込める瞬間に、赤ちゃんも、本当は呼吸として言葉を発したい瞬間だと思うんです。。
そんな時、ヨイショとか、えーいとか、うーんとか、力が入りそうな言葉を与えてあげるといいと思う。。
次に、両親とのコミュニケーションに必要な言葉を出す段階においても、身体を使った。。
身体を動かしながら発声しやすい言葉を、共有して行く。。
言葉のコミュニケーションとは、その場にいる人との共有アイテムであるから。。
共有感覚が先に出てこないと、言葉は必要性が出てこない。。
一方的に教え込む感じではなくて、共有して行く。。
同じ動きで、同じ言葉です。。真似する、。または真似させる訳です。。
赤ちゃんの動きを真似したり、おんなじ動きをしながら、その動きに適した言葉をいっしょに発声して行く、、逆に赤ちゃんが動きを真似し出した時も、言葉を発声して行く。
言葉は身体で覚えて行くものです。
海外に行って、例えば英語を覚えた人は、英語的な身振り手振りをしますよね。。。
身体でおぼえてる証拠です。
身体で喋っているのです。
逆に、英語をしゃべりながら、日本的な、手振り身振りではしゃべりにくいはずです。
英語的な身振り手振りで、日本語も喋りにくいし、そんな人いない。。
理屈っぽい人は、むしろ喋る時に、身体が動いていません。。
あれは、身体、呼吸で喋ってなくて、大脳の緊張で喋るから、腕が硬くなるんです。
言葉の遅い赤ちゃんに、言葉だけ教えようとするのではなく、身体の動きと一緒に教えて行く。。
共有して行く。。それが大事です。