心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

自閉スペクトラム整体⑧

自閉スペクトラムと診断された2歳の幼児を、整体で改善できるんじゃないか?

そこから始まって、お母さんは、予約して帰る訳でもないのに、毎週電話して来てくれているのです。。

整体で、僕に気を通される度に、いろんな変化がある実感がある様です。

 

今回は、当院に来る前に、小児科に寄ったのだと言う。。

なんで?

「便秘なんです」

おー!そういう事か!

閃いた。。

 

そういえば、思いだした。。

整体学では、知的障害がある子の特徴として、

①足首が太く、つま先立ちをする。。

②便秘である

③肺が弱い。。肺炎を起こしやすい。。

 

この三つの特徴を見ると、あと、一般的に言われる、

こだわりが強い

低緊張で、真っ直ぐ立てない、座れない。。

感覚過敏、もしくは感覚遅鈍。。

手先が不器用。。

目を見ない。

 

これらは、大人の鬱の状態と、ほぼ同じです。。

 

そうか、鬱の人の治し方と同じでいけそうだ。。

つまり、鬱の人は、こだわりが強すぎて、疲れてしまい、燃え尽きて、身体の芯の力が抜けて、肩を落とし、低緊張で、立てない、動けない訳です。。

便秘気味で、いつも冷えている。。

肺が弱く、大きく吐けない。。大きい声が出せない。。

 

非常に似ている。。

この大きい声が出せない、。大きい息を吐けない。。という事と、自閉の子が。言葉が出ないという事は、繋がると思う。。

 

言葉も歌も、呼吸だから。。

肺が弱くて、呼吸を操れない。

それが言葉が操れない理由だと思う。。

 

鬱の人が治ってくると、腰のS字アーチがしっかりしてきて、胸が張り、身体の中心に力が入ってきて、体温が上がり、肺が強くなる。。

肺が強くなれば、手先が器用になる。。

胸が張られる事で、腕の小指側の筋肉を、使える様になるから。。

呼吸も大きくなり、大きい声も出せる様になる。。

目もしっかりしてくる。。

 

 

これを自閉の子の当てはめれば、お母さんのお腹の中では、逆Cの字で、入っているのが、生まれてから、お座りしたり、寝返りしたり、ハイハイしながら、実は、背骨のS字湾曲を創っていくのです。。

 

S字湾曲が、1番、呼吸が深くできるし、構造的に強いのです。。血流もいい。

歳を取ると、また逆に、逆Cの字に戻りながら、肺は弱り、浮腫む。肺炎。。声が出にくくなる。。

中心の力が抜けて、立てなくなる。。

歩けなくなる。。

言葉が出にくくなる。。

 

ねっ。。説明できますでしょう!

 

自閉の子は、S字湾曲の成長が遅れているんです。。

では、S字になるの促す様な整体施術をしていけば、便秘は治るし、便秘が治れば、肺も強くなり、脳も活性化する。。

脳と、呼吸と胃腸の状態はリンクしています。。

 

胃腸の調子が悪い時は、悩んでる時が多いし、そういう時はため息をついて呼吸が弱いですよね!

これらをまとめているのが、実は、腰のアーチなのです。

腰のS字アーチがしっかり決まっていないと、呼吸も深くできないし、胃腸も、頭も動かないのです。

 

赤ちゃんを持つお母さんも、赤ちゃんの腰のS字アーチを創ることを促してあげてばいい。。

 

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赤ちゃんの脚を持ち上げて、それをゆっくり降ろす時、腰にアーチができます。。

これを繰り返せばいい。。

写真の様に、まず両脚でやる。。

その後、片足ずつやってください。。

身体の捻れも取れます。

 

 

腰にアーチができれば、首にも、足裏にもアーチができます。

つまり足首が細くなる。

脚の裏を伸ばす体操にもなるため、肺も強くなります。

 

腰のアーチ。。ここが大事です。