自閉スペクトラムと診断された2歳の幼児を、整体で改善できるんじゃないか?
そこから始まって、お母さんは、予約して帰る訳でもないのに、毎週電話して来てくれているのです。。
整体で、僕に気を通される度に、いろんな変化がある実感がある様です。
今回は、当院に来る前に、小児科に寄ったのだと言う。。
なんで?
「便秘なんです」
おー!そういう事か!
閃いた。。
そういえば、思いだした。。
整体学では、知的障害がある子の特徴として、
①足首が太く、つま先立ちをする。。
②便秘である
③肺が弱い。。肺炎を起こしやすい。。
この三つの特徴を見ると、あと、一般的に言われる、
こだわりが強い
低緊張で、真っ直ぐ立てない、座れない。。
感覚過敏、もしくは感覚遅鈍。。
手先が不器用。。
目を見ない。
これらは、大人の鬱の状態と、ほぼ同じです。。
そうか、鬱の人の治し方と同じでいけそうだ。。
つまり、鬱の人は、こだわりが強すぎて、疲れてしまい、燃え尽きて、身体の芯の力が抜けて、肩を落とし、低緊張で、立てない、動けない訳です。。
便秘気味で、いつも冷えている。。
肺が弱く、大きく吐けない。。大きい声が出せない。。
非常に似ている。。
この大きい声が出せない、。大きい息を吐けない。。という事と、自閉の子が。言葉が出ないという事は、繋がると思う。。
言葉も歌も、呼吸だから。。
肺が弱くて、呼吸を操れない。
それが言葉が操れない理由だと思う。。
鬱の人が治ってくると、腰のS字アーチがしっかりしてきて、胸が張り、身体の中心に力が入ってきて、体温が上がり、肺が強くなる。。
肺が強くなれば、手先が器用になる。。
胸が張られる事で、腕の小指側の筋肉を、使える様になるから。。
呼吸も大きくなり、大きい声も出せる様になる。。
目もしっかりしてくる。。
これを自閉の子の当てはめれば、お母さんのお腹の中では、逆Cの字で、入っているのが、生まれてから、お座りしたり、寝返りしたり、ハイハイしながら、実は、背骨のS字湾曲を創っていくのです。。
S字湾曲が、1番、呼吸が深くできるし、構造的に強いのです。。血流もいい。
歳を取ると、また逆に、逆Cの字に戻りながら、肺は弱り、浮腫む。肺炎。。声が出にくくなる。。
中心の力が抜けて、立てなくなる。。
歩けなくなる。。
言葉が出にくくなる。。
ねっ。。説明できますでしょう!
自閉の子は、S字湾曲の成長が遅れているんです。。
では、S字になるの促す様な整体施術をしていけば、便秘は治るし、便秘が治れば、肺も強くなり、脳も活性化する。。
脳と、呼吸と胃腸の状態はリンクしています。。
胃腸の調子が悪い時は、悩んでる時が多いし、そういう時はため息をついて呼吸が弱いですよね!
これらをまとめているのが、実は、腰のアーチなのです。
腰のS字アーチがしっかり決まっていないと、呼吸も深くできないし、胃腸も、頭も動かないのです。
赤ちゃんを持つお母さんも、赤ちゃんの腰のS字アーチを創ることを促してあげてばいい。。
赤ちゃんの脚を持ち上げて、それをゆっくり降ろす時、腰にアーチができます。。
これを繰り返せばいい。。
写真の様に、まず両脚でやる。。
その後、片足ずつやってください。。
身体の捻れも取れます。
腰にアーチができれば、首にも、足裏にもアーチができます。
つまり足首が細くなる。
脚の裏を伸ばす体操にもなるため、肺も強くなります。
腰のアーチ。。ここが大事です。