当院には、6歳未満のお子さんも、たくさん見えるが、いろんな症状を持ってくる訳だけど、僕のやってる事は、3歳ぐらいから、体に自然なアーチができる様にしていく事。。
図の様に、腰のアーチ、首のアーチ、土踏まずのアーチは、三位一体です。
昔の子は、外でよく遊んでいたので、足腰が強く、ジャングルジムや、登り棒を登る。鉄棒をするなどで、物を握り締め付ける力も強い。。
これはイコール、身体の中心の力が強いという事です。
また、食卓に出される食事も、魚類が多く、よく噛まないと食べれない食事が多かった。。
よく噛むという事は、顎を強くして、首や背中、骨盤、足腰まで強くする物でした。。
子犬や、子猫が、高い所に登りたがったり、物をよく噛むのも、あーやって、体の中心の力をつけているのです。
物を噛む事。。物を握り締める事は、足腰の力、中心の力と比例するのです。
例えば、椅子に座って、踵を床につけた状態で、物を握り締めるのと、脚を浮かして握り締めるのは、力の入り具合が違うのです。
物を噛むのもそうです。踵をつけた状態でないと強く噛めない。。
人間の人体は、踵、小指、親指に綺麗にバランスよく体重がかかった状態じゃないと、足腰にも、背骨にも、腕にも、首にも、顎にも力が入らない。。
または、無駄な力が入って、抜けない状態になるのです。。
動きがギクシャクする。。
僕がいつも、正しい歩き方のレクチャーで、踵、小指、親指の順に、体重を乗せていく歩き方をしてください。。
という理由もそうです。
それでないと、足裏の土踏まずにアーチが生まれない。。イコール腰のにアーチが生まれず、腰のバネが使えない。これは中心の力を使えない事とイコールなんです。
すると、物を握る力も出ない。。じっとしている持久力、集中力も出てこない。。手先も不器用。。
目で物を追うのが苦手。。
今の子の症状は、症状別に考えなくても、全てこれを改善すれば良いだけ。。
アーチ不足です。
アーチは、気の流れで出来上がるので、僕が無理矢理矯正してアーチを創っても、気の流れが弱ければすぐ猫背になってしまう。。
身体の気の流れを強くするのには、子犬、子猫の様に、体全体で悪戯しながら、身体の中心に力が集まる練習をする必要があるのです。
ものを噛んで、振り回す仕草は、まさに中心の力です。
子犬や子猫の悪戯をやめさせたら、身体の弱い、猫背な犬、猫になってしまいます。
中心の力を使う練習の中で、呼吸を使う事を覚える。。
重たいものを持ち上げる時、大きな声を出すでしょう?
あれは、中心の力を増幅させる為に呼吸の力を使っているのです。
お年寄りが、立ち上がる時、よいしょ!というのも同様です。
呼吸の深さとは、中心の力、と共に、肋骨の使い方も覚えて、全身で動ける様になるのです。アーチがある子は、胸の動きも良く、開いています。。
腕を動かす時、胸も使っているのです。
だから、器用になるんです。僕の様な職人仕事の上手な人は、腕だけでなく、胸で腕を動かすのです。だから器用にできるんです。
胸の動きは腰のバネで動くんです。
だから、手先が器用になるにも、足腰のバネ。。アーチが必要なのです。
僕がいつも、本当に姿勢がいいとは、呼吸がしやすく、深い呼吸ができる身体であること、姿勢であること。。それは中心力が一番出せる姿勢であり、それは、アーチのある身体です。
といつも言います。アーチはバネなんです。
ただ反り腰は、反ってるだけでバネがありません。
運動能力の高い子は。バネがあるんです。
つまりアーチがあるんです。
3歳から6歳までの子の、症状は、まさにアーチ不足で、バネがない身体で、中心の力をうまく使えてない体。。
猫背な体によって、起きているんです。図でもわかる様に、アーチのある身体は、体内の容積が広いが。猫背の身体は、肋骨内も、骨盤内も、せまく、首も詰まっているのです。。
これでは、本来持つパフォーマンスの一部しか出せない。。
特に肋骨が上下運動しない、左右運動もしない。。これでは肺も🫁心臓も内臓も動かない、動けないのです。。それで、体内の毒素を排泄できない為、肺や皮膚や内臓に、過敏な症状を起こしてでも、排泄しようとしている。。
これが幼児期の症状です。
だから、薬で封じ込めるのではなくて、ジャングルジムで遊ばせる、登り棒で遊ばせて、中心の力を引き出してやればいいのです。
幼児の症状の多くは、肋骨の硬さです。
肋骨を柔らかくしようと、皮膚から湿疹を出して胸を柔らかくしようとしたり、咳をして緩めようとしたり、大汗で緩めようとしたり、寝小便で緩めようとしている治癒力の姿であって、病気じゃないんです。
その辺が西洋医学は大幅に理解が遅れているんです。