今日は、緊急で、「先生、今日空いてませんか?」と、若い女性。。
緊急だったので、ギックリ腰でもやったかな?と思い、空いてる時間を告げました。
来店して、僕が、「今日はどうしたの?なんかあった?」
と聞くと、ストレスです。。と言う。
どんなストレスなの?と聞くと「人間関係です。。」
詳しく聞いていくと、職場に発達障害の人が入ってきて、イライラしてしょうがない。。思い出すだけで、イライラして、車の中で叫んでいます。。
この手の話は、実は今多いんですね。
誤解を恐れず言いますと。。
今、職場に発達障害の人が採用されることが多い様です。
人手不足もあり、経営者がいれてしまう訳です。
現場はトラブルが起きるのですが、経営者は見て見ぬ振り。それで経営者不審で、人が辞めていく。。そういう問題が今、非常に多い。
一般常識や、職場で共有する無言のマナーを守らない発達障害の人に、イライラするのは無理もありません。普通のことです。
僕が今から話すことは、人によっては差別だと思う人もいるかもしれないが、差別しないようにしようとする、善意、偽善が、自分を苦しめてもいるのです。
相手も苦しめる。。
まずは、職場に新しく入ってきた、発達障害の人を、区別し、差別して見ている事、扱っている事を認めてしまう事。
そちらのが大事です、。認めた上でどうするか?どう付き合うか?という問題解決があるのです。自分に正直に考える事です。
偽善な善意では、解決しません。
僕自身、30代の頃、フリーターで、警備員、道路警備員をやった事があります。
その時、その会社の社長が、何故か、発達障害の人を僕につけるんです。
警備会社は割と多いんです。発達障害の人。。
当時はすごく不満だったんです。何故なら、その人は、仕事、何もできないんです。
二人で現場に行って、片側交互通行をする時でも、ほぼ僕が一人でやる事になる。
なのに彼には、僕と同じ給料が入る。。これが許せなかったんですね。
その人は僕より、少し年下でしたが、免許も無く、僕がいつも車で乗せていく、事務所まで送る。。食事も僕の車の中です。
僕は、その人によく憎まれ口を叩きましたよ!
「お前は俺に感謝してるのか?」。。と。
彼との中に、無言の契約と言いましょうか? 俺がお前の分まで仕事してやるから、その代わり、お前に俺が憎まれ口叩く事は、受け入れろ。。と。。それぐらい当たり前だろ。。と。
それでなんとなく自分の中で、仕方が無い事だと受け入れていたんですね!受け入れられる余裕ができた。。ここが大事です。。自分に余裕を持たすことです。
まあ僕のそういう性格を、社長は見抜いていたんだろうなあ。。と、今なら思います。
入社当時は、彼が僕と組むのはたまに。。だったんだが、だんだん僕に専属になってきた。
今になって思うのは、他の人は社長に断りを入れたんでしょうね!嫌だよと
僕は不思議と断りを入れた事がない。。ギブアンドテイクじゃないですけど。彼は彼で僕には分からん生きる上での不自由。悩みがあるんだろう。そう思えていたし。。
しかし、俺にも、お前の様な使えねえ奴をいつも預けられて、二人分働いて、お前の生活費稼いでるんだ。。だからせめて憎まれ口は叩かせろ。こういう関係でしたから。
でも、それでよくバランスとれていたんだと思うんです。
仲は良かったと思います。
彼が、社長に僕が嫌だ。。と言った事は無い。。と、社長が言っていましたし、むしろ、彼に、誰と付きたいか? 何人か候補を挙げたら、川村さんがいい。。と言ったというのです。
それを聴いた時は、少し嬉しかった記憶があります。
そこから専属が始まったのです。
それで一年くらいコンビでしたから。もっとかな?
1年間決裂せずに、毎日2人でやってましたから。仲良しだった。。と言えるんじゃないですか?
今になって思うことは、あれで良かったという事。
あの時、もし僕が、発達障害の人を差別したり、パワハラしてはいけない。。という考えで、自分の気持ちを封じ込めたら、我慢できずに、他の人同様、社長に断りを入れたはずなんです。
でも、彼に僕は暴言を吐けたから、しょうがないなあお前は。。という気持ちで、受け入れてやっていました。
何が言いたいかというと、どうバランスを取るかが大事だという事。
善悪を超えて、どうバランスを取るかです。。善に囚われてバランスが取れないんじゃしょうがない。
経験してみればわかるんです。
発達障害の人が同じ職場にいて、負担が増えない人はいないでしょう。。気を使うから疲れるでしょ?
こいつさえいなければ。。もっと快適なのに。。そう思うのが普通です。
それは悪い心ではない。正直な心です。
それを、そんな風に思ってはいけない。。という自分に嘘をつくことで、自分を封じ込める事で、さらにストレスは溜まり、嫌いでしょうがなくなるんです。今日の彼女がそうでしょ!
彼女は、人をを嫌いにならない様にしているそうです。
そこが間違い。嫌いなものは嫌いでいいんですから。
だったら俺のやったやり方の方が、バランスが取れて、一緒にやってっいけた。
正解だったのです。
佐藤くんというのですが、今でもあいつの事を思い出すと、嫌いでは無いんですよね!
しょうがない奴だが可愛い奴だった。。今でも飯でも食いたいと思いますよ。そういう思い出だし、彼もきっと僕の事を、いい奴だった。。と、思っていると思いますよ。
発達障害の人とは、常識を超えてバランスしていく事。。
常識は役に立たないんです。
だって、相手は常識がわからないんですから。
どう付き合うのがバランスが取れるのか。。を見つける事です。