商売繁盛というと、皆さんはどう思うだろう?
お客さんがいっぱい来る事、売り上げが高い事。。系列店が多い事。。つまり他店舗化できた事。。
最終的には、上場する事とか、海外展開する事。。という事になるだろう。
殆どの野心家は、これらの量の繁盛を目指す訳です。。
しかし、親鸞聖人の教えを拡めたとされる蓮如さんは、繁盛とはそうではないという。
現代風に解釈すると、蓮如さんの言う繁盛とは、親鸞さんの教え学ぶ、浄土真宗の信者を、イタズラに増やす事ではないと言う。
真の繁盛とは、まず自分自身の真実のろうそくの🕯火が🔥ついている事。。
これが大事。。
そして、その火を🔥、確実に弟子に分け与える事。
そして、その火を🔥分け与えられた弟子が、また縁ある人のロウソクに、確実に真実の火を🔥分け与える事。
これが拡がっていく事。
それは自治利他の拡がりとも言えるのです。
自分の幸福はそのまま他人の幸福であり、他人の幸福はそのまま自分の幸福でもある。。
それこそ真の幸福。。ロウソクの火🔥の様に、人に与える事で自分の持ち分が減る様な、犠牲の精神とは、本物の幸福ではないし、本当の施しでもない。。
自分が嬉しいからみんなも嬉しい。。みんなが嬉しいから自分も嬉しい。。
それが繁盛だと。。
笑いが写るように。。くしゃみが写るように。。
人は繋がっておるのです。
自分だけの幸福も、自分だけの不幸も無い。。
自利利他の心を拡げる。。これが繁盛です。
昔、紀州商人の思想として、三方よし。。という考え方がありました。。
売り手よし、買い手よし、世間良しです。
これも自利利他です。。
この思想も、調べてみると、仏教の自利利他の思想からできたものだそうだ。。
僕自身で言えば、当院は、1人に1時間以上かけて、いろんな話をしたり指導したり、質問にも答えていますね?
こんな1時間を過ごせる整体院は他にはないでしょう!
あえてそうしているし、そういう当院が好きな人が来てる訳です。
何故僕がこういう非効率で儲からないやり方を採用しているか、分かって頂けたでしょうか?
僕は、蓮如さんのいう繁盛を採用したのです。
毎日何十人やる、ライン作業的な効率的整体も、繁盛と言えるでしょう。。
しかし、僕は、縁あって当院に来てくれた人には、時間を惜しまず、ロウソクに火を🔥つけて帰って欲しいのです。
その時間が必要なのです。
真の自分を知り、真の自分に乗る。。
それが真の生きてるということです。
その時、自分だけの幸福、自分だけの不幸などない。。と、。。
その時、ロウソクに火がつきます。。
ロウソクに火が🔥ついた人は、縁ある人全てに火🔥をつける事ができる。。
火は分け与えても減る事がない。。
オリンピックの聖火も、本来、火で🔥五大陸を一つにするという意味から始まったはずなんです。
昭和高度経済成長時代から続く。。繁盛という概念、。そろそろ考え直さないと。。
自分だけの繁盛は、領土拡張の欲望と同じです。
どんなに繁盛させ、店を増やしても、店の店長が、自分の店の繁盛だけを考えている場合。。
火が🔥ついていないのです。。
それは蓮如さんに言わせれば、ただの数合わせで、繁盛などしていない。。
そういう発想も、これから大事だと思うんです。