心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

蟻は渋滞しない。に学ぶ。

ゴールデンウイーク。。高速道路🛣️は必ず大渋滞。。

それは、高速道路上で、下り坂でブレーキを踏む事や、上り坂なのに、アクセルを踏まない事での減速の連鎖で起こると言う。。

つまり間合い間の変化により起こるのです。

しかし、蟻の世界では渋滞が起きない。。

 

蟻は、小さな身体で大事業を成しとけます。。

あれだけの大建設を成し遂げるのですから、人間の世界なら大人数を投じて、しかも先を急ぐ用に、間合いを詰め、作業しようとする。。しかし、結果渋滞を起こし、作業が結局滞る。。

 

これは、若い頃、パチンコ店建設現場で、ガードマンのアルバイトをした時に、感じた事です。

パチンコ店建設は納期が決まっている為、各業者が、早く仕事を終わらせたくて先を急ぎ、我先にと、搬入口が大渋滞。。それを順番を付けて、段取り良く搬入させるのが僕の役割でした。。

監督との話し合いで、搬入させる業者の順番を決め、効率よく勧める予定でした。

僕は業者に順番を告げ、合図があるまで、道路で待つ様に指示。。

 

しかし、各業者、決められた順番を無視し搬入し、その搬入した物資が邪魔で他の業者が仕事ができない。。結果全体の仕事が遅れ、納期が遅れる。。

それで僕は、得意の大喧嘩で、ルールを守らない業者を現場全体に聞こえる様に怒鳴りつけ、大喧嘩。。ルールを破った業者は、順番最後に回す。。勝手に入って搬入したトラック🚚は、コンクリートミキサーで塞ぎ込み、出れなくする。。

こんな荒療治をしました。。

僕は業者間で熱い🥵ガードマン。。と、あだ名がつきました。

 

しかし、僕の指示通りにすると、結果、スムーズに早く、無駄なく終わる。。と言う事を業者が気づきだし、2ヶ月もすると、僕の指示を無視する業者はいなくなりました。

高速道路の渋滞も、それに似ています。。

我先にと、追越車線で、前を走る車との間合いを詰めてはブレーキを踏む。。

そのブレーキの連鎖が、結果渋滞を作るのです。

蟻は、🐜間合いを詰めません。。

必ず一定の間隔を空けるんです。

つまり、ブレーキを踏まなくていい間合いです。

ブレーキを踏まない。。イコール渋滞が起きないのです。

渋滞が起きないから、ベルトコンベアーの様に、止まることなく作業が進む。。

大事業が成し遂げられるのです。

 

人間は、我先に。。と、先を急いだ結果、渋滞を起こし、到着が遅れる。

人間は何をやっているんでしょうか?

きっと、高速道路においても、ブレーキを踏まなくてもいい車間距離を保てば、渋滞は起きないのです。

その方が実は目的地に早くつける。。

そして、以前もブログでしたお話ししましたが、蟻は2割のアリ🐜しか働いていないそうです。

その働いている2割のアリだけ🐜捕まえて、アリの巣を作らせると、やはり2割しか働かない。。

これはヒントですね。。

大事業を成し遂げる煽。。

その理由。。

①渋滞を作らない間合いを維持する。。

②全員が同時に働かない。。

 

この二つを本能的に持っているのでしょう。。

確かに、全員同時に働いたら間合いは維持できません。。

渋滞が起きてしまいます。

蟻は、🐜2割のありが、間合いを詰めずに働き続ける事こそ、大事業を成し遂げると言う本能があるのです。

人間もこれを、見習いたいものです。

ゴールデンウイークだからと言って、高速道路でどこかに行かなくてはいけない訳でも無い。

きっと人間の世界においても、静かに目を瞑って、心の声を聞いた時、「今回あなたは高速道路を使う2割に入っていませんから、違う形でレジャーを楽しんでね。。」

そう言うお知らせが来ているでしょう。。

そう言う聞こえない声に従える人となる事。。

これが調和であり、正しい間合いです。

人間は頭脳🧠が発達しすぎて、聞こえない声を掻き消してしまうんです。

人間の世界も本来🐜アリ同様、奥底に調和した間合いがあるのです。

それに気づき、それに従う事こそ、仏教でいう他力なのです。

他力とは、他力本願という意味ではありません。。

他力という調和の中で生かされているという事です。

それに従い生きる事こそ、真の幸福であるという事、。真の幸福とは調和です。

調和は他力によってしかなしえないのです。

自力という、自分で幸福を掴む努力、難行苦行をする。。

という発想は、自分の繁盛だけを求める行為で、不調和を起こすのです。

 

ですから、仏教では、真の幸福は他力であるというのです。

蟻も他力で生きているからこそ、調和しているのです。

鳥の群れ🦅、魚の🐟群れも同様、。他力です。

 

私達は他力によって生かされています。。

それを昔の人は体感的にわかっていた。。

 

それがお陰様で。。という言葉。。

そして四国お遍路の、同業2人。。という言葉です。

 

自分で生きているという、驕りを反省して、生かされる喜ぶを感じとる。。

調和の中で生きる。。それが四国お遍路です。

四国お遍路を難行苦行だと勘違いしている人がいます。

むしろその逆。。

難行苦行を捨てる行です。