体幹を鍛える事は良いことでしょうか?
鍛えるとは、固めることです。。
体幹の筋肉を、コンクリートで固めてしまえば、中心が硬くブレなくなり、バランス力が高まる?
実は、高校生時、大学生時、空手🥋をやっていた僕は、それが正しいと考えて、体幹を鍛えて筋肉を太くして、ドラム缶🛢️の様な動かない体幹、重い身体を目指していました。。
しかし社会人になり、ボクシング🥊を習い始めたんです。
トレーナーの人が結構きつい人で、ハッキリ遠慮なくモノを言い、手加減ないんです。。
でも勉強になりました。。
トレーナーは言うのです。。
「空手をやってきた奴は、体幹が硬い。。だからパンチの衝撃を吸収できずに、すぐノックアウトされてしまうんだ。。」
そして、実験だと。。。
空手の時の構えをして見ろ。。。と。。
僕は体幹を固めて構えました。。
その状態でトレーナーは、僕の顎にパンチ🤛。。。容赦ない^_^。。
僕はその衝撃を背骨で吸収できずに後ろにひっくり返ってしまいました。。
次に、膝を柔らかく、顎を引いて緩めて、体幹を脱力してみろ。。と。
その状態で、またトレーナーは、僕の顎にパンチ🤛。。。
あれ。。吸収できる。。
トレーナー「解ったか? 空手の癖を抜かないと、ボクシングはできないぞ。。体幹は柔らかくないと、パンチの衝撃が吸収できないし、撃たれた後、すぐに打ち返す事もできない。。」
なるほど。。体幹を鍛える、固めると、バランス力が上がる訳じゃなく、むしろマイナスなんだ。。
そういう経験があるのです。
例えば、高級車レクサスは、乗っていて振動がないです。。
乗った事あるんですけど。。
昭和の車は振動が凄かった。。
高速道路なんて、車が分解してしまうんじゃないか?
ぐらい揺れる。。
では、何故、高級車は揺れないんでしょう。。
それは揺れているからです。。
狐🦊につままれた様な話ですね?
僕はいつも、元気な人の背骨は振動しながら揺れている。。と言います。。
そうです、身体が持つ揺らぎこそ、揺れを吸収するのです。。相殺して打ち消すのです。
ですから、車酔いが酷い人は、骨の揺れが少ないから、車🚗の揺れを吸収できないのです。
レクサス程の大エンジン。。大きなピストンが動いている訳ですから、振動は産まれるはずです。
でも振動しないのは。。振動同士が相殺し、打ち消しているからです。
ポルシェや、スバルで有名な、水平対向エンジンを見てください。。下の写真です。
背骨みたいでしょ?
左右にピストンが↔️水平に動く事で、振動を相殺している。。
だから無なのです。ゼロなのです。。
仏教の色即是空空即是色も、同様の考えです。。
手と手を合わせて幸せ(シワ合わせ)。。そんなコマーシャルありましたよね?
右手🫷と左手🫸を合わせて幸福。。祈り🙏とはそう言う事です。
右脳と左脳の水平対向エンジンを活性化すると、無我の境地になるよね?
静寂な世界に入れるよね?
祈りとは脱力。。受け入れますと言う宣言であり、感謝する心です。
お願い🙇事ではないんです。
身体もそうです。。
バランス力、運動パフォーマンスを上げたいなら、体幹は鍛えて固めてしまってはダメ🙅なんです。
背骨が水平対向エンジンの様に、中心を保つ為に、無意識に相殺し合い、打ち消し合う揺らぎ、この動きがスムーズな人ほど、姿勢良く、動きが綺麗なのです。
心も同様です。。
お分かりでしょうか?
サッカー⚽️やラクビーなど、。身体同士がぶつかり合うスポーツにおいては、体幹を固めてドラム缶🛢️の様にする事は、フィジカルが強い人。。となりえるのかもしれないが、本当に上手な選手。。メッシなどは、とても動きが柔らかい。。
彼なんかは、体幹が水平対向エンジンになっているはずです。。
だから縦横無尽にスピードも向きも変えられる。。
だから、体幹を固めた選手はついていけないのです。
なお、パーキンソン病など、お年寄りの身体が揺れ出すのも、脳の🧠問題とかんがえるよりも、この無心の水平対向エンジンの働きが落ちたから。。
と、考える方が自然です。。
エアコンでも起動時や、停止時に振動するでしょう?
起動時や停止時は、水平対向エンジンのバランスが落ちるからです。
身体は鍛えるのではなくて、整える事。。
整えるとは、繋げる事です、
全身が繋がり、揺れている身体こそ、自然の揺らぎと同調して、自然の力を.自分の力として使えるのです。。
花💐が風に身を任せて、全身全霊で花粉を飛ばす如くです。
自然に身を任せる事こそ、仏教で言う信心です。
信じようとする努力は、信心ではないのです。。
お任せするがままに生きる。。これが他力なんです。