私達日本人は、明治時代の天皇制の元に、一つの価値観でまとまっていました。。
戦争に負けた後も、日本の復興の大義名分の元。。日本人の価値観は一つであったと言えるでしょう。。
その場合。。日本の価値基準。。善悪基準に照らし合わせて、君は間違えているよ!
反省して、考え、行動を変えなさい。。
という教育。。説得が成り立っていたんです。。
しかし、世界化して、これからも日本には外国人が、たくさん入ってきます。。
宗教の違い。。文化の違いなど。。
生活習慣の価値観は、皆違います。。
日本国内においても、統一した、硬い価値観は消えて、誰でも自分の価値観で、自由に生きていいい時代です。。
こうなると、確立した、硬い価値観を基準に、人を説得する事はもう不可能なんです。。
皆さんも経験があるでしょう?
当院に来てた学校の先生の話が衝撃的です。。
小学生の生徒に、「先生の言う事を聞きなさい!」
と言うと、「なんで先生の言う事を聞かなきゃいけないんですか?」
と、聞かれたそうです。。
そう言う時代です。。
新入社員に、アフターファイブを誘われても、行きません。。と、平気で言える時代です。
水戸黄門の印籠の様な、矯正的な価値観は、今の日本には無いのです。。
宗教団体に献金して破産してる人を説得できますか?
マルチ商法にハマっている人を説得できますか?
できないですよね。。。
どんな価値観を持っても自由な時代において、もう説得は不可能です。。
こう言う考え方を元にすると、ひろゆき氏が、YouTubeで他人を論破するのも、矯正説得で、相手は、論破された悔しさだけが残り、納得して考えを変える事がありません。。
つまり反省しないですよね。。
反省しない人と仲直りできますか?
お互いに反省があって。。納得があっての和解です。。
論破は破談です。
価値観が違えど。。仲良くはできるはずです。。
口論になり、説得しようとする行為は、平行線をたどります。。
価値観の押し付けですから。。
ひろゆきの様な論破型の口論をしても、仲直りもできないし、反省もしない。。
それでは、平和にならない。。
これからの時代。。
違いはそのままに和解できる道を探る事が大事な時代となるでしょう。。
それは、説得ではなくて、納得です。。
同じ人間である以上。。心の奥底にある価値観は同じです。。
表面的な価値観が違う訳です。。
説得とは、表面的な価値観の押し付け合いです。。
しかし、価値観が違えど、納得できる価値観は同じです。。
ですから、、仏教で言えば、差異即平等。。。違いあるままに平等ですよ!
違いを受け入れる事、。
違いを受け入れた上で、お互いの納得できる落とし所を見つける事。。
口論に勝つ事に執着せず。。口論にわざと負けてでも、相手に納得してもらえる言葉、行動を示せて、相手が納得、反省できれば。。あとあと、仲良くなれる可能性があります。
商売には、損して得取れ。。と言う言葉があります。。
負けるが勝ち。。と言う言葉もありますね!
相撲では、相撲に勝って勝負に負ける。。という言葉もあります。。
実際、格闘技の世界では、僕も空手で経験あるけど。。試合では僕が勝ったのに、心の中では、相手の試合中の心の在り方に感動して、本当の勝者🏆は君だよ!。。と、思う事があります。。
逆に、僕が試合で負けた相手が、試合後僕の所へ来て。。「あんたは凄いよ。。尊敬するよ」
と言われた事があります。。
説得より納得。。。
相撲で勝って勝負に負けてもいいんじゃ無いか?
相手が感動する相撲を取る事が大事。。
子供の教育も同様で。。
自分が親からされた、硬い価値観の強要、強制説得。。これはもう無理です。
説得しようとせず、どうしたら納得してくれるのか?を、考える時代でしょう。
口論で論破したところで、相手は成長しません。。
自分も成長しません
つまりは関係も成長しないんです。
論破をやめて、納得できる落とし所を見つける。。
それが大事でしょうね。。