心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 野口整体術を、仏教で紐解く

身体脳と頭脳

自転車はこけながら、乗れる様になります。

つまりこけることと、乗れることは同じとも言えるわけです。

一度もこけずに乗ることは、不可能です。

身体で覚える。。肌で感じる。。肚で考える。。

とはそういう事です。間違いながらフィードバックしていく訳です。

間違うプロセスが必要不可欠だと言うこと。

人生も同じ。。身体で覚えるのです。だから間違うのです。

間違う事が不可欠なのです。間違った分だけ、解るのです。

 

まちがわないように、失敗しない様に生きる必要はありません。

わざと間違う必要もありません。

自転車と同じです。間違わずに、いきなり乗ることはできません。

本当の自分という乗り物に乗る練習です。

一度乗れる様になれば、ずっと乗れます。

 

頭で覚えたことは、忘れます。というより思い出せません。

使えません。通信だけで取れた資格使えます?

使う時には、もう一度覚え込まなくてはなりません。

 

身体脳は、頭脳より実は優先しているのです。

身体脳で理解した事は、頭脳に降りてきますが、頭脳で理解した事は、身体脳に降りてきません。

自転車の乗り方を本で学んでも、乗れません。

しかし自転車に乗れる人の、乗り方を解説した本は、マトを得ています。

理屈っぽいと言われてしまう人は、自転車に乗れない人が書いた解説本のようなもの。

 

身体脳から頭脳へ。。この流れが順流。。頭脳から身体脳が、逆流なのです。

でも、現代人は頭脳から身体脳が正しいという教育を受けています。

それが本来の身体のアンバランスを生んでいるのです。

気が逆に流れているのです。

だから心の不調は、身体を整えるのが先なんです。

身体が整えば、頭脳は整うのです。