心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

足湯は何故いいの?

足湯がいい。。というのはいろんな所で聞いた事があるでしょう。。

しかし、何故足湯なのか?

半身浴ではダメなのか? 脚湯、肘湯との違いは?

 

人が調子が悪くなるのは、身体が冷えているからで、冷えてるという事は、全身が冷えてるのではなくて、沸かし途中のお風呂の様に、上は熱くて、下が冷たい状態です。

下腹から脚にかけて冷えている。。循環が悪いのです。。

のぼせ、あるいは上気状態です。。

女性の場合、下腹が冷えているだけなのに、身体全体が冷えている感じがしますが、冷えているのは、下腹から内股にかけて。。内くるぶしに至るまでが冷えている。。

膝から下の内股側の、骨の際をえぐると、痛い人。。これは冷えているんです。

 

そして。冷えているという事は、必ず、気血、水が、全身に循環していない状態であり、それは、東洋医学的には、気を全身に循環させる役割を担う腎臓。。の働きが弱いのです。。

身体が冷えている人は、必ず腎臓が弱っている。。

 

腎臓が弱っていて、小腸が冷えている。。

これが冷えです。。

医学的には、冷えの原因を、肝臓や心臓と考えますが、毎日身体を触っている体験から言うと、冷えは、腎臓と、小腸の不調です。。

小腸と、副腎は兄弟の様に機能しており、冷え性の人は、副腎が弱く、皮膚や目の巡回が悪くなり、皮膚病や、目の症状が出ます。

 

そして、1番気血。水が循環しにくい足。。くるぶしより下は、腎臓の急所であり、そこの循環をよくする事は、全身の循環を良くする事になり、頭寒足熱となるのです。。

 

昔は座禅に前に、足湯をした。という文献も残っています。。

足湯はのぼせを取り、冷え性を改善し、頭寒足熱。。座禅の身体に、誘導しやすいメソッドだったのでしょう。。

 

冬でも、布団から足を出さないと熱くて寝れない人は、腎臓が弱いのです。。

熱が発散されないからです。。

熱を発散させるのも腎臓の仕事です。

 

ですから、特にアトピーの人はお風呂の時間を減らし、足湯を増やしたほうがいい。。

38度から40度ぐらいの温度で、足が赤くなるまで。。

どちらかの足が赤くなりにくい。。

そちら側の腎臓が弱っています。

 

ちなみにヒザまで湯につける脚湯は、胃腸風邪に有効で、肘のみを温める肘湯は、肺炎、喘息に有効です。