心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

トランポリンギックリ腰

今年に入って、トランポリンをやったらギックリ腰になった。。

というお母さんが、今日で2人目です。。

トランポリンで腰痛改善なんて、チラシが入る事がありますが、僕の整体的見解を述べますと、危険が一杯です。

何せ、日常に無い動作、力学ですから、面白いからと、最初から思い切りやったら、それは、普段、重いものを持ち上げる習慣がない人が、いきなり引っ越しで、重いものを持ち上げて、ギックリ腰になるのと同じです。。

下の引用にある様に、子供は大丈夫なのですが、お父さん、お母さんは、ギックリ腰になる可能性が高いし、トランポリンギックリ腰は、普通のギックリ腰より治るのに時間がかかる。。

 

理由を引用しときます。

 

多くの人は深層筋である大腰筋を固くしてしまっています。この筋肉は人間の背骨と脚を結ぶ唯一の筋肉。トランポリンをはじめ全てのスポーツをするには無くてはならない大事な筋肉です。子どもの頃はゆるゆるで柔軟性に富んでいるのですが、大人になるにつれて生活習慣や無理な腹筋トレーニング等によってによってだんだん固くしてしまいます。
 
 
この筋肉は子どもの頃は突き立てのお餅のような弾力感が有るのですが、姿勢の悪い方はこの筋肉が固くなってイメージ的には干からびたゴム束のような感じになってしまっています。先ほど述べたように背骨と脚を結ぶ唯一の筋肉なので固く短くなってくると骨盤が後傾して猫背気味などの姿勢が悪くなってしまいます。
 
 

それをトランポリンで飛び上がる瞬間にグイッと伸ばすわけですから筋肉は組織が壊れまいと組織をギュッと固くして一気にロックが進んでしまうわけです。固さを増した筋肉は血行不良になり脳が痛みとして感じてしまい、場合によっては筋組織が壊れるくらいの衝撃を受けてしまうと組織自体が壊れて出血してしまいリアルな「ギックリ腰」になってしまうことになります。

 

 

 

 

 

もう一つの理由。。

腰痛になってしまった患者さんに話を聞くと腰にピリッと衝撃が走った時の状況に共通点があることもわかってきました。高く上がりすぎてしまったときに恐怖心から一瞬ジャンプをストップさせようとした、弾むタイミングと身体の動きがずれてしまった時に慣性方向がそれぞれ真逆に働いてしまい一気に身体が伸ばされてダメージを受けることも有るようです。
 
 
 
 

 一度ロックして短く固くなってしまった大腰筋はフワフワの状態に弛めなければ腰痛の症状は治まることはありません。