インピンジメント、腱番断裂。。60を超えてくると、腕を横から上に挙げて行く時。。
または腕を前から上に挙げていく時、水平付近で力が入らなくなる。。
または痛みが出る。。
これは、インピンジメントと言いまして、図のように、鎖骨、肩甲骨と、肩関節がぶつかるので、そこにある筋肉、棘上筋鍵番が、挟まり潰されて、切れてきてしまうのです。。
では、何故、ここで当たる人と、当たらない人がいるのか?
その違いです。。
当院でも、過去に数人、腱番断裂の疑いで、病院通いをしている人がいました。。
共通点は、猫背、巻き肩という事です。。
後ろから見ると、肩甲骨が、背骨を中心に集まっておらず、開いてしまって、ベタっとして、肋骨に埋まってしまってまっる感じの人。。
こういう人は、巻き肩である事で、肩甲骨が、鎖骨が動かないのです。。
腕を下から上に上げる時とは、実は何段階にも動きが分かれていて、水平に近づく頃から、骨盤を締め、腰に反りを創る事で、胸を張り、。肩甲骨を背骨の方に集めていきます。。
その時、肩関節は外旋する。。
外旋とは、手のひらが上を向く様に外側に回転する事で挙がるのです。。
猫背で巻き肩の人は、当然、骨盤が後屈して開いている為、腕を挙げる時、水平付近で、骨盤が締まらない為、腰の反り、伸びが生まれない。。
その為、胸が開かず、肩甲骨も、左右にベタッと開いて、肋骨に張り付いたままです。。
そうなると、腕も外旋せず、内旋したままです。
内旋とは、手の甲が上を向いている状態です。。
腕を普通に下ろして立ってもらった時、手の甲が前を向いている人はそうです。。
こういう人は、水平以上に腕が挙がらないのです。。
だから、肩甲骨を上に上げて腕を無理やりあげようとする。。
ここでぶつかる訳です。。
当院に通ってる女性のお客さんが、腕を上げようとすると、左肩は上がらないのに、右肩が上がってきちゃうのは何故ですか?
その理由です、
右の肩甲骨、鎖骨が動かないので、肩甲骨を上げて、腕を挙げようとしてしまうのです。。
身体のいい人は、腕を真上に挙げる時も、肩甲骨の位置は、あまり動きません。。
腕を真上に挙げようとした時、肩甲骨まで上に挙がる人、。肩甲骨の位置がやたら動く人は、腱番断裂の予備軍です。。
巻き肩を治すこと。。
それには腰の反り、伸びを取り戻す事。。
それには骨盤が締まる身体を取り戻す事。。
それには、内股から下腹にかけての力を取り戻す事。。
それには、坂道歩きを日常のメソッドにする事
または。当院オリジナルのキョンシー体操を毎日やる事です。