こちらの本は、できるだけ薬は使わない方が良い、。というポリシーで、小児科医を営んでいる女性の先生の本音です。。
読んで見て、とても正直に書いているので、シリーズにして書いてみます。。
①この薬は、本当は意味ない。。風邪時
鎮咳去痰剤系(咳を柔げて、痰を出しやすくする薬)、抗生剤(細菌を退治する薬)は、ウイルス性の風邪に必要ない。。治せない。。
風邪の原因となる微生物は、80%から90%ウイルス🦠。抗生物質は、細菌用で、ウイルスは退治できない。。なのに出される事が多い。。
ただ、インフルエンザ、単純ヘルペス、水疱瘡は薬がある。。
風邪の時に病院に行っても、処方される薬は、全て、症状を緩和する薬であって、風邪を治す薬はない。ウイルスを退治できるのは、本人の免疫だけ。。
タミフルも全世界の7割が日本で処方されている。。日本は世界一薬が好き。
タミフルは副作用凄い。。
②急性胃腸炎も、ウイルス感染🦠、も、同様に治す薬はない。。
急性胃腸炎も、ロタウイルス感染🦠や、ノロウイルス感染🦠が原因で、治す薬などない。。
ウイルスを吐き出そうとして出る下痢を止める下痢止めも飲んではいけない。
出される調整剤も、ビフィズス菌などの、ただの善玉菌。。
吐き気止めも、下痢と同じで必要ない。。ただ、吐き過ぎて、脱水症状が出ない様に、処方される場合がある。
③総合官房薬は、散弾銃みたいなもの。。数打ちゃ当たる方式。。
CMでお馴染みの、総合感冒薬も、早めに治す効用はありません。あくまで症状を緩和するだけ。
いろんな症状を抑える成分が、たくさん入っているので、それだけ子供の肝臓の解毒負担が増えて、身体に負担がある。
④小児科に来るお母さんの意向で、薬を出さざるおえない場合も。。
小児科は子供限定なので、大きくなれば来なくなるので、短期間で、お母さんに指示される必要がある。その為、必要がないと思っている薬も、お母さんが出して欲しいと言えば、出してしまう傾向が、小児科医にはある。。薬を出してくれない病院を敬遠する母親も多い。。
⑤日本の医療保険制度は、薬を出さないと儲からない。
日本の保険医療制度は、検査、薬処方で儲かる仕組みです。。その為経営者は、検査と薬の処方が、一番儲かるし、大人数こなせるから、そうならざるおえない。。
患者さんに1時間、親身に相談にのっても、一円も入らない。そういう時間をかけて、看護師さんに残業させれば、残業代も払わないといけない。。
⑥薬はできるだけ飲まない方がいい。。それが事実。
解熱剤は、治癒力の妨害であり、治るのをかえって遅くする。。
インフルエンザの時は、高熱が出て正解。。高熱でないと退治できないから。。39度代なら、様子見で。インフルエンザの場合、解熱剤を飲んでも、下がらないケースが多い。。
それは下げてはならないから。。
ステロイドは、皮膚の炎症をあっという間に綺麗にするが、皮膚のターンオーバー力を下げ、皮膚が薄くなり、血管が透けて見える。非ステロイド剤なら、効きは遅いが、副作用は小さい。