心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

ホームランを連発する大谷君の理由

メジャーリーガー大谷君が、毎日ホームランを打っている。。

このまま行くと、日本人初の、メジャーリーグのホームラン王が誕生しそうです。。

 

スポーツ選手は、いや音楽家でも、調子のいい時は、ゾーンに入った感じがする。。

という言い方をします。

相撲で言う、心技体みたいなものです。。

勝手に技が出た。。みたいな。。

 

人間は、頭を使い過ぎる生き物で。。それが原因で、心と呼吸と身体が、いつもバラバラなのです。

そして自然環境ともバラバラです。

 

しかし、身体(細胞)が優位な状態。。上虚下実の身体の場合。。

心と呼吸と身体は一体となり、その統一体は、大自然呼吸とも一体化するんです。

その時、自分の身体の延長線上に環境がある感じ。。もしくは、環境に抱かれている感じがします。。繋がる感じです。

その時こそ、ゾーンに入った瞬間。。

言い換えれば、 無心ゾーンに入ったのです。

大谷君に、インタビュアーが聞きました。。「ホームラン連発の原因は?」

大谷君は言いました。。「打席でのボールの見え方がいいです」

 

この発言は、まさに無心ゾーンに入った人の発言です。

プロ野球⚾️の世界でも、調子のいい時は、バッターの場合。。打席に立った時、ピッチャーが小さく遠く見えたり、でもボールは大きく見えて、しかも遅く感じる。。

打ちたいコースにボールが来る気がする。。そして実際甘い球が来る。。

そうなると、打てるイメージしか湧かないんです。その状態です。

 

ピッチャーでいえば、バッターまでが近く感じる。。あそこに投げれば、空振りする。。というイメージが湧いてくるそうです。

そして、その通りになるんだと。。

 

これが無心ゾーンです。

無心ゾーンは、この後起きる出来事が、先にイメージされてしまうんです。

自然にです。

何故かというと、心は気の世界だからです。

世の中は、気があって、気が液体になったり、固体になったりを繰り返している世界です。

 

いいイメージしか湧かない時、気の世界の住民となり、スピードの遅い液体、固体の世界。。

が起きる前に、液体、固体の世界で起きる事。。が、先に気の世界で感じてしまう状態です。

 

難しいですね。理解できました?

 

皆さんでも、努力しても、なかなかできない事があって。。。

しかし、ある日の朝、根拠は無いが、なんだが今日がは、できそうな気がする。。

やってみると、できてしまった。。

そんな経験ありませんか?

 

できる、。という経験をする時。。その結果が出る前に、できるイメージ、雰囲気が湧いてくる物です。

 

そうなると、バッターなら、打ってやろうとか。。打てなかったらどうしよう。。

とか、絶対打ってやる。。みたいな執着、力みがなくなるんです。

 

今の大谷君は、きっと、ホームラン打ってやるとか、打てなかったらどうしよう。。

なんて思わず、無心で打席に入れてるんです。

だから力みがない。。スッと楽に立っていますよね。。

 

人生でも同じです。。

 

やってやるんだ。。絶対勝ってやるとか。。力み、興奮🤩、執着が強い状態は、ゾーンに入っておらず、余計な力を入れて、怪我してしまうんです。

結果も出たり、出なかったりで、安定しない。。スランプにも陥りやすいんです。

 

それよりも、日本で昔から言われる、継続は力也。。。

心技体。。心と呼吸と身体を、一致させる練習を繰り返す事です。

人生でも同じです。

結果を出す事に執着すればするほど、心と、呼吸と身体は、バラバラになるんです。

そうではなくて、大谷君の様に。。

 

打席でのボールの見え方が良いから。。。打てる気しかしない。。

だから、心も呼吸も身体も、力まず、脱力して入れるのです。

 

今日という1日を、、結果を出す為の手段とせず、毎日心と呼吸と身体を、一致させる練習を繰り返す事です。

毎日の暮らし方のコツと言えば、考えすぎず、メリット、デメリットで判断せず、まずやってみよう。。身体で行ってみよう。。

それで失敗したら、その失敗を認めて受け入れて、反省する。。

 

自転車🚲に乗る練習と同じです。

とにかく乗ってみよう。。転んでみよう。。

そしたら、転ぶ度に、人体と自転車と地球の重心が、一体化してきます。。

手放し運転までできる様になる。。

あれも一つのゾーンです。。

 

手放ししても転ばないイメージが先にあるからできるんです。

ゾーンとは、一体化なんです。

 

バイクの気持ちよさもそこです。

ゾーン体験です。

人体とバイク、地球、そして環境と、一致するのです。