当院では、日本人は四輪駆動であると。。
腕と脚は、同時に使う。。同時に動かす。。
その肩甲骨と骨盤を繋げるのは インナーマッスルであり、インナーマッスルは呼吸に連動して、無心に動く訳だから。。呼吸力で動くとか。。中心力で動く。。
と、古武術の世界では言うのです。
上半身の力を抜け? 下半身から動け!?
学生時代、そう教わり、そこに囚われてきましたし、それが正解だと思ってきたんです。。
しかし、整体の修行をし、整体師の臨床の場で。。
うん?違うんじゃないか?
骨盤から整えても、上半身と繋がらない。。
しかし、肩周り、肩甲骨周り、。特に前鋸筋が、正しく機能する様に、姿勢、動きを整えると。。骨盤が勝手に整い、繋がってくるぞ!
その事に気づき、僕の整体院では、肩周りから整えていくでしょう?
肩周りを整えている時間に、腰痛や膝痛が消える人もいます。。。
四輪駆動で、身体を統一体として、一つの呼吸体として動かす時。。
実は、先に動くのは、肩周り。。前鋸筋だと言う事。。
肩甲骨剥がし。。という言葉が流行っていますが。。。
肩甲骨剥がしとは、言い換えれば、前鋸筋が動かない状態を解除させる事です。。
前鋸筋が動き出せば、全身繋がってきます。
下半身から動け。。脇を締めろとか。。。
曖昧ない理論を押し付けられた私達は、実は、やればやるほど、前鋸筋が動かない動きを身につけてしまうのです。。
肩甲骨を動かす筋肉はたくさんあります。。
しかし、前鋸筋が動いていなければ、骨盤と繋がらず。四輪駆動にならないのです。
例えば、手を大きく振って歩くとき、手は確かに大きく動いていますが。。。前鋸筋は動いていません。。
肘を曲げて後ろに大きく引いても、前鋸筋は動いていないのです。。
昨今よく言われている、正しいウオーキングとかジョギングの多くが。。
前鋸筋を重要視していません。。
前鋸筋が動くには、肩は下がっている必要があります。。
肩が上がっていれば、前鋸筋は動きません。。
他の筋肉が一斉に動いてしまいますが、下半身との繋がりは切れます。
そうなると。。上半身だけで動いている様になり。。。
下半身から動け。。と指導されるのです。
しかし、下半身から動いても、上半身と繋がらないのです。
むしろ、下半身が強過ぎて、上半身がついて来れず、上半身と下半身が逆に捻れる、捻転を起こします。。
ジョギング🏃♀️をしている人は、試してみてください。。
下半身で走る..ーという発想を一度忘れて。。前鋸筋で脚を引っ張る感覚で走ってみよう。。
上手くできる様になると。。前鋸筋を動かすだけで。。脚が勝手に前に出てくる。。
何か波に乗った様な、力感なく、リズム良く🎵走れます。。
追い風に押されている様な。。
自然の力のサポートを感じるのです。
疲れませんし、気持ちいいです。。
僕は毎日、整体院から近くのコンビニまで、朝、前鋸筋走りをしています。。
登り坂なのに、電動アシスト自転車🚵♀️の様に登っていけます。
すると、インナーマッスルが活性化して、身体が起きる感じがしますね。。
身体の中心が温かくなります。
下半身は大事です。。
しかし下半身から動け。。に囚われると。。アウターマッスル走りになります。。
昨日、東京マラソンを見ましたが。。日本人トップだった人の走り方も、僕には、前鋸筋走りに見えます。
本人がそれを意識してるかどうかはべつとして。。。
マラソンが早い人はそれができているという事です。。
足の親指で地面を蹴るのではなくて。。
肩で推進していく。。
脚は勝手に前に出てくるから、蹴るのではなく、地面に乗せていくだけ。。
参考動画