当院に通う歯科衛生士さんのお母さんが外反母趾。。
先生、外反母趾治せますか？
通ってくれるなら治せますよ！
外反母趾は、親指が曲がる症状ですが。。
整形外科に行っても、手術しかないでしょう。。
外反母趾は指の問題ではありません。。
むしろ股関節の問題です。。股関節の位置が悪くなって、股関節の動きが悪くなった、それで歩きにくくなる。
でもあるかなきゃならない。。
それで身体が適応して、親指をくの字に曲げる事で、股関節が動かなくても、親指で蹴りやすくしているのです。
さあ、ここで、親指で蹴りやすくしていると言いました。。
僕がいつも教えている、正しい歩き方では、親指はブレーキ筋。。アウターマッスルであり、
本来、止まる時に身体の前面の筋肉。。腹直筋、大腿四頭筋、前脛骨筋を縮めて前に進もうとする推進力を止める筋肉です。。
正しい歩き方では、アクセルは、小指と薬指です。。
踵から、薬指、小指に体重を乗せて行くと、前に進む推進力が出てきます。。
インナーマッスルで歩く時、親指で蹴る事はありません。。
薬指、小指に乗った体重は、最後、親指から逃す感じです。。
草履を脱げない様に歩こうとすると。。その歩き方しかできません。。
つまり、東海道を歩く日本人は、そうやって歩いていたという事です。。
最近の人に多い浮指(足の指が地面から浮いている)も、歩く時、ブレーキ筋である親指に繋がる、前面の意識しやすい筋肉です歩いているという事です。
アウターマッスルは意識して動かせる筋肉です。。
身体の前面は意識しやすい分、力が入り易いのです。
つまり、体が使えない現代人は、ブレーキ筋を効かせながら、アクセル筋としても使っているんです。
それは、サイドブレーキを引いたまま、アクセルを踏んで、焦げ臭い匂いがしてる状態です。。
それで、膝や足首、股関節が壊れてくる。。
前側の筋肉が常に緊張している現代人。。
図の様に。
股関節は内旋して股関節をロックし、膝から下は外旋し、足首は内旋し、バランスを取る為、親指が外旋するのです。。
つまり、外反母趾になる理由は、身体の前面の筋肉の過緊張で、親指が曲がってくるという事。。
ハイヒール👠は最悪です。。
ハイヒールを履くと、外反母趾になり易い事は皆さん聞いた事があると思います。。
その理由は、足先が潰されるから？
と、思っている人が多いですが。。
その前に。。
皆さんその場で背伸びしてみてください。。
踵を上げると重心が前に移動しようとする。。
それを止めようとして、常にブレーキ筋が働きます。。
つまり、ハイヒール👠を履いているだけで、図の様に筋肉が働いているんです。
皆さんやってみると解りますよ！
背伸びしてみて。。
親指がくの字に曲がるでしょう？
ですから。。歯科衛生士さんのお母さんも、ハイヒール👠を履いていると聞いたので。。
まずは。。ハイヒール👠を辞める事。。
僕が履いている様な、ワークマンで売ってる足袋靴。。水平な靴を履く事です。。
それで、股関節を調整して、歩き方改革が必要です。。
正しい歩き方は、当院のYouTubeでシリーズ化して説明しています。。
参考にしてください。。
