マラソン選手でも、上り坂より下り坂の方が辛いそうです。
上り坂で使うアクセル筋と、下り時に使うブレーキ筋肉が違うからです。
車で例えてみよう。。
上り坂を登る時、アクセルは踏み続けていますが、なんの問題もありませんよね?
しかし、下り坂で、ブレーキを踏み続けていたらどうなるでしょう!
ブレーキが効かなくなりますよね?
それで、長い下り坂では、ブレーキではなく、エンジンブレーキを使いなさい。。と、
自動車学校で習いました。
私達が、下り坂を下る時、図の様に、太ももの前側にある、大腿四頭筋と言う筋肉でブレーキングします。。
この筋肉は、足の🦵親指と繋がっていて、親指と、大腿四頭筋に常に力がかかっている。。
しかし、この筋肉が強く働いている時、大腿四頭筋が骨盤に付着している事から、股関節を内旋させてしまう。。同時に膝も内旋させてしまうのです。
骨盤は後傾します。
逆に上り坂を登る時は、脚の後ろの大きな筋肉、ハムストリングを使います。。
または内転筋群を使います。
この筋肉は、足では🦵、小指と薬指に繋がっていまして、この筋肉が強く動いている時、股関節と膝は外旋します。。
骨盤は前傾します。。
人間の身体の構造は、骨盤が前傾して、膝、股関節が外旋してる状態がノーマルポジション。。つまり脚がまっすぐになるのです。
おしっこを我慢する時を思い出してみましょう。。
脚を内股にしていますよね。。
下り坂を下る時にも、おしっこを我慢する時の様に、ブレーキ筋が働き、膝、股関節が内旋する。
つまり脚がまっすぐではなく、内股、X脚状態なんです。
だから脚の筋肉の繋がりが切れる。
だから、股関節や膝に負担が大きいんです。
ブレーキ筋である大腿四頭筋、親指は、車のブレーキ同様、、一時的にしか使わない設計です。
ならば、山での下り坂を、エンジンブレーキで降りていく様に、人間もエンジンブレーキで降りていけばいいんです。
人間のエンジンブレーキとは、アクセル筋である、脚の後ろ側の筋肉をでブレーキしていく感じ。。
体重を踵に残し、体重が背中側に残っている状態で降りていけば良いんです。
分かりにくければ、親指に力が入らない様に。。
足の小指、薬指に体重を乗せながら降っていく感じです。
そうすると、膝や股関節も内旋しないので、脚全体筋肉を満遍なく使えて、疲労も少ないです。
なお、下の図の様に。。
僕がいつも反り腰は猫背より問題がある。。と言う理由も下の図で分かりやすい。。
反り腰を良い姿勢と勘違いしてる人が意外と多いんです。
でも反り腰は、坂を下っている様な姿勢なんです。
だから、ブレーキ筋である前側の大腿四頭筋が常に緊張して、親指に力が入っている。。
それで、反り腰の人は、腿が太くなるんです。
反り腰の人も、親指で蹴るのではなく、足の小指と薬指で蹴るイメージで歩いてみよう。。
そうすると、脚の裏側の筋肉が使える様になり、反り腰が治っていきます。