整体で、子供を見ると、思うのが、骨盤が小さい事。。それに比例して顎が小さい。。
何故、骨盤が小さいのか?
これはしゃがむ動きが、現代の日常生活にない事。。
僕が子供の頃は、まだ和式便所がほとんどだったし、こたつなど、床で生活する場面が多かった。。
お年寄りは、足腰が弱ると、しゃがめなくなる。。また、床から立ち上がれないから、ベット生活になるわけでしょう?
当院でも、腰の締まりが悪くなると、床に横になる時、床から立ち上がる時、「どっこいしょ」と言います。。
こうなると、腰の反りがなくなり猫背になっていきますし、首も前に出てきます。。
首が前に出れば、首の血行が悪くなり、いろんな症状が出ます。
それを最近の子供は、最初から、高齢者の様な生活をしているのであって、それで足腰が育つわけがない。。
膝行(しっこう)という言葉も死後ですね!
床の生活には、膝で歩く膝行が、伴っていたわけです。。
膝を上手に使って歩くには、下腹の力がいるのです。。腹を育てるのです。
武術の練習には膝行がありますが、今、できない人が多いのです。。
何年か前に、ある武術の体験会で、私が簡単に膝行で歩いたら、「おーすごい」
と声が上がり、なんだろう?と思ったら、最近は、膝行ができない人が多いのだというのです。。
しゃがむという動きには、股関節が外旋しながら、骨盤が締まる。。という動きが入るのです。。
この動きが、大きな強い骨盤。。股関節を作るのです。。
そして、腰の反りを作り、首の反りも作り、首が座る。。
耳がよくなり、脳も活性化する。。目もしっかりする。。
最近の子供が、耳の悪い子が多かったり、集中力がない。持久力がない。。顎が小さい。。
歯並びが悪い。。
猫背、喘息、アトピーが多いのも。。
しゃがむ動きが育たない。。つまり骨盤が締まらない。。骨盤が締まることにより生まれる、腰の反りが生まれない事です。。
ですから、最近の子供は、骨盤が小さく、足が長く、お尻の位置が高い。。
これは重心が高いという事です。。
重心が高いという事は、頭にエネルギーが上がりやすいという事です。。
頭にエネルギーが上がりすぎると、それを逃そうと、アレルギー症状が起こるのです。。
熱中症になりやすいのもそうです、。
重心が高くて、熱も頭に上がりやすいのです。
例えば、家を建てる時、和式の便所と、洋式二つ作るとか、家族でご飯を食べるところは、床テーブル式にするとか。。
正座は、足を太くし、足を短くすると、考えられていますが、私は施術中ずっと正座です。。
正座とは、足の内股、下腹に力を集めて、集中力を増す姿勢です。。
茶道も、華道も、武術も、皆姿勢の良い人ではないですか?
正座は下腹を決めるのです。
そちらのメリットのが大きいのです。。