心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

脚を組むのは良くないですか?

お客さんによく聞かれる質問で、椅子に座って脚を組むのはよくないですか?

という質問。。

この質問に対して、いつも僕はどう答えているか説明してみます。。

 

現代人の場合特に、床の生活。。正座、胡座で生活、和式便所でしゃがむ。。

など、骨盤を絞める動きが少ない為、多くの方が、骨盤が後屈してるんです。

後屈とは後ろに倒れているという事です。最近の子供は、正座させても猫背でしょう?

昔の人は正座すると腰が伸びた。。骨盤が締まりやすい身体だったんです。

 

骨盤が後屈している現代人も、立っている時、動いている時は、足裏に重心がかかっている為、足腰の筋肉にも力が自然と入る為、骨盤の後屈は、ある程度元に戻るんです。

立っても骨盤が立たないのはお年寄りですね。。

うちの母ちゃんも最近は、近所のスーパーに歩いて行く時も、小さい乳母車を押して行きます。。とても歩き易いと言いますね。。

なぜかというと、立っても骨盤が前傾しないぐらい後屈してしまうと、骨盤が前傾しないと、重心の位置が前に移動しない。。つまり股関節も前に出ないんです。

だから乳母車にもたれかかると、前傾姿勢が造れますよね?

すると重心が前に出て、股関節が前に出るから動きやすくなるんです。

 

昨日もホームセンターで、5センチずつ脚を前に出して摺り足で歩いてるおじいさん見ましたけど。。あれはもう骨盤が後屈してしまって、歩く時に骨盤が前傾しない。。だから脚が出ないんです。。

骨盤が前傾するから前に重心が移動して歩ける。。

骨盤が後屈したまま脚だけ前に出すと、後ろにひっくり返ってしまうでしょ?

だからお年寄りは後ろに転ぶ率が高くなる。。

 

椅子に座った時も同様です。。

椅子に座るという事は、脚にかかっていた重力が無くなりますから、筋肉の力が抜け、腰が抜けますよね?

背もたれにもたれかかる様に座ります。

その時、左右の骨盤の後屈度合いが違う場合。。なんか座りが悪い感じがするんです。

座ってる時は、椅子に着いているのは坐骨でしょ?

骨盤が歪んでいる人は坐骨も歪んでる訳で、坐骨の位置が違う状態で椅子に座ると、座りが悪い訳です。

それで、脚を組む事で、坐骨の位置を揃えているのです。

すると座りが良くなりますよね?

脚を組みたくなる脚は、人によって違うのですが、後屈度合いが酷い方の脚を組みたくなります。

脚を組むと、骨盤が前傾するからです。。

すると、骨盤の位置は左右揃う。。それで楽に感じる。。

この写真を見ても、脚を組んで座りが良い感じですね?

ですから、椅子に座って脚を組みたくなるのは自然です。。

組む事自体は無意識に組んでしまったなら問題ありません。。

しかし、はっと、我に返り、脚を組んでる自分に気づいたら、外してください。。

これ以上この格好を続けると、余計骨盤が曲がるからやめろ。。という身体のサインです。

 

僕も若い頃は、椅子に座ると、必ず左脚を組んでいました。。左の骨盤が後屈してたんです。

でも、整体を勉強する様になり、骨盤の左右差がとれてからは、脚を組む事が逆に不快なので、組む事はなくなりましたね!

脚を組みたくなるのは骨盤が歪んでいるから。。。

脚を組みたくなる方の骨盤が後屈、または開いている。。

椅子に座ると組みたくなるのは仕方ないし、無意識に組んだならそれで良い。。

しかし、骨盤が捻れているのを、当院で治していけばいい。。

脚を組みたくなくなりますから。。

 

いつも脚を組んでいる人は骨盤が歪んでいます。。

それを補正する為に組んでいるのです。

組まなくても座りのいい骨盤に戻すしかないのです。